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◆ダンジョン飯◆
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マルシルは身体能力が低い
ライオス一行は、地下2階を移動中。
炎竜に食べられているファリンを助けるため、地下5階へ急ぎたいのですが、なかなか思うように勧めていません。
その一因となっているのがマルシルの身体能力の低さでした。
マルシルは皆の足を引っ張っているという思いをつのらせます。
何とか名誉挽回したいマルシル。
自分が役に立つことをアピールしたいのですが、なかなかチャンスがありません。
マンドレイクを取りに行く
魔物が少ない地帯を選び進もうと考えるライオス達。
食材が少ないため、ここで近くに群生地がある『マンドレイク』を取りに行くことにしました。
マンドレイクとは?
人のように動き回る植物。引き抜くとけたたましい悲鳴を上げ、まともに聞いたものは発狂して死んでしまうこともある。
それを聞いたマルシルは、自分がマンドレイクの採り方を知っていると強くアピール!
本を見ながら、いかにマンドレイクが危険であるか、そして素人が簡単に手を出してはいけないことなどをクドクドアピールし始めます。
ちなみに、このやり方だと犬が死にます。
それ以前に犬がどこにもいません。効率も悪いです。
ライオスは叫び声が聞こえないほどの長い紐を使えばいいのではと提案します。
もっともな意見で、戸惑うマルシル。
センシは、叫ぶ前に首を落とせば簡単だと説明します。
結局、ライオスたちはセンシのやり方をならうことにしました。
マンドレイクを自分でとってみる
マルシルは、本の知識だけでは説得力に欠けると考え、本のやり方でマンドレイクをとってみることにしました。
しかし、犬はいません。代わりに魔物を使って引き抜く作戦を考えてみます。
マルシルはわなを仕掛け、マンドレイクの叫び声が届かないであろう位置まで移動します。
そして、そこから攻撃魔法を唱え、大コウモリの巣を攻撃!
音に驚いた大コウモリは一斉に巣から出てきました。
一匹の大コウモリが罠にかかります。そして、紐を引っ張りました! マンドレイクを引き抜くことに成功!
引き抜かれたマンドレイクはけたたましい叫び声をあげます。その声を聴いて、錯乱状態になる大コウモリ。
大コウモリは混乱し、なんとマルシルのいる方向へ突っ込んできました!
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正気を失ったマルシル
大コウモリが突っ込んだ場所へ行くライオスたち。
マンドレイクが転がっていることから、犬の代わりに大コウモリを使ったんだなと察しがつきます。
チルチャックはマルシルに声をかけますが、どうやらマンドレイクの叫びを聞いてしまったようでした。
なぜこんなことをしたのかと聞くと、正気を失ったマルシルはこう答えます。
『足手まといと言われたことに焦りを感じ』
『こいつらを見返し土下座させたいと思い行動しました』
『みなさんのために何も力になれないのは寂しいです』
ライオスは、人には得意不得意があるのだから、キミが得意なところは頼るから、苦手なところはこちらをもっと頼ってくれていいんだよと言います。
チルチャックも、マルシルには感謝していると伝えます。
バジリスクは『蛇が本体、鶏はしっぽ』
『マンドレイク』だけでなく『大コウモリ』も入手。食材が増えて、センシは大喜びです。
今回はオムレツを作ることになりました。
卵は前回入手した『バジリスクの卵』です。何だかプニプニしており、鶏の卵には見えません。
何だか不審に思うマルシルに、ライオスは蛇の卵はそんなものであり、そもそもバジリスクは蛇が本体だと説明します。
オムレツを調理
マンドレイクの皮をむいていると、マルシルが採ったものだけ色が違うことに気が付きます。
気になったセンシは、マルシルのマンドレイクを別にして調理を続けます。。
マンドレイクをみじん切りにし、ベーコンの油でよく炒め、それをタマゴで包み込んだら完成です!
マルシルのマンドレイクの方が美味しい
今回のオムレツ、センシは『普通のマンドレイク』と『マルシルが採ったマンドレイク』で分けて作ってみました。
食べ比べてみると・・・・・マルシルのマンドレイクの方が美味しい!
恐らく、叫ばせることでアクのようなものが抜けたと考えられます。
長年、魔物食を研究してきたセンシでも気づかなかったこと。センシはほんのささやかなお礼として、最も栄養豊富で美味しいところを貰うのでした。
感想
『マンドレイクの取り方』ですが、
◆センシのやり方
叫ぶ前に首を切り落として取る
◆マルシルの専門書のやり方
犬を使って紐で引き抜く
と意見が分かれてしまいましたね。
なぜマルシルの専門書には『首を切り落とす』という簡単なやり方が書かれてなかったのか?
おそらく料理の味でも語られているように、『叫んでいないマンドレイク』と『叫んだマンドレイク』では素材としての価値が異なるのだと思われます。
魔術や薬学で使う時のマンドレイクは『叫んだマンドレイク』でなければ使えないのではないかなと思います。
だから専門書の方には『叫ばせてとる方法』が書かれてあったのだろうと。でも、犬を使うのはかわいそうですよね(笑)。
やり方としては、ライオスが語っていた『長い紐を使って、聞こえない場所から引き抜く』というやり方が一番妥当ではないかなと思います。
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内容に則した解説としては、そんなトコでよろしいとして、
まぁ作者も遊びたくなるのは必定のネタですからねぇ。
犬を使う方法は実存の魔術本に記されている王道ですし、マンドレイク自体も実在しますしね (アルカロイド系成分を含み、幻覚・幻聴症状、時には死に至る神経毒が根に含まれる_こっちは本当の事)。
原書を見ると「耳塞いで済むんなら、犬要らなくね」とツッコミたくなります。
ちな、ドラマ「トリック」で2㎞の紐を使い絞め殺すアリバイトリックでボケてましたね。