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◆ダンジョン飯◆
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2巻(8話・9話・10話・11話・12話・13話・14話)
3巻(15話・16話・17話・18話・19話・20話・21話)
4巻(22話・23話・24話・25話・26話・27話・28話)
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思い出の剣の『細工』部分を無くす
ダンジョンの近道である隠し通路を通るライオス一行。
その先は、行き止まりでした。ここも仕掛けがあるのです。
いつものように、チルチャックはライオスから剣を借りて壁を叩き、扉のボタンを探します。
別になくなって困るものでもありませんが、ライオスにとってはちょっとした思い出のある剣でした。
3年前、駆け出しの頃
まだダンジョン経験の少ない駆け出しの頃、ライオスとファリンは、お城の金剥ぎの一団に混ぜてもらっていました。(昔はお城は金に覆われていて、金をはいでお金にする人が多かった)
金もほとんどはぎ取られてしまっている状況であったため、一団は、お城の中に入り、金目のものが無いか探してみることにしました。
なかには鎧が飾られています。
ただの飾りだと思っていたところ、いきなり攻撃を仕掛けてくる鎧。実はモンスターの『動く鎧』だったのです。
ライオス達は逃げようとするも、回り込まれてしまいます。
剣で攻撃するも、鎧にはじかれ折れてしまいました。
そこで、近くにあった別の鎧の剣を抜き抜き、その剣で戦います。
兜を落とし、倒したかに思いましたが・・・・・胴体はかまわず攻撃し、ライオスは刺し殺されてしまいました。
この剣は、初めて死んでしまった時にダンジョン内で入手した思い出?の剣だったのです。
動く鎧は食べれない
初めて自分を殺したのが『動く鎧』なだけに、ライオスは動く鎧がどんな味なのか興味津々です。
しかし、センシは『鎧は食べれない』と言います。
マルシルも『動く鎧は魔法で操られているのであって生き物ではない』と。
ライオスは留め具の皮などは調理次第で食べれるのではと聞きますが、食べるのが難しいし、他の魔物を狙った方が楽だとセンシは言います。
ライオスは動く鎧を食べることを諦めるのでした。
城の中の動く鎧
扉から城の中をのぞくと、多くの鎧が飾ってありました。あのなかの幾つかは『動く鎧』のはずです。
できるだけ戦闘を避けるため、ライオスたちは走り抜けて戦闘を行わない作戦をとることにします。
何とか一体を倒し、走り抜けろうとしますが、複数の動く鎧が行く手を阻むかの如く襲い掛かってきます。これではどうすることもできません。
全員、一時退却で城の外へ出ます。
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明らかに進行を妨害している
今回の動く鎧は、なぜか進行方向を妨害するかのような動きでした。
マルシルは、動く鎧を操っている者がいるのではと考えます。
ならば、何とか包囲網を突破して、操っている者を捕らえるしかありません。
3人が囮になって、ライオスは先に進む
そこで、3人が囮になって、ライオスが扉の先に進み、操っている者をとらえるという作戦を実行することにしまs。
いちかばちか、やってみるしかありません。
扉を開け、4人は城の中へ突き進みます。3人は大きな音を出して、動く鎧をひきつけます。
そのすきに・・・・・奥の扉を開け、ライオスは中へ進みます。
扉の先にも動く鎧が
皆が囮になっているうちに扉の先へ進んだライオス。
中へ入ってみると・・・・・そこにも動く鎧がいたのです。
外の鎧より何だか強そうです。
ライオスの存在に気づき、戦いを仕掛けてきます!
パワーがとてつもなく高く、強烈な一撃を放ってきます。
剣の攻撃を受け止めるも、なんと剣を折られてしまいました。
追い込まれたライオスは落ちていた石を拾い上げ、動く鎧に放り投げます。
動く鎧は、とっさに盾で防ぐのではなく、盾を守るかの如くひいてしまいました。
ライオスは違和感を覚えます。
扉の先にも動く鎧が
動く鎧の盾をよく見てみると、縦の内側に『何かの塊』がついていました。
何か見覚えがある・・・・・ライオスは小さいころに見た『カマキリの卵』を思い出し、それに似ていることに気が付きます。
タマゴを守っていること、そして、無機質であるにもかかわらず、頭を動かして、こちらを見ているかのような動作をしていること。
これらをもとに、ライオスは確信します。動く鎧は生き物だということを・・・・・。
第7話に続く
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この回の発想は面白いですね。
迷宮そのものや世界さえも、生物として連鎖環の内に捉えこんでみせますねぇ。もしかしたら魔術体系にも何らかの生物秩序を放り込んでくるのでしょうか。