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◆ダンジョン飯◆
1巻(1話・2話・3話・4話・5話・6話・7話)
2巻(8話・9話・10話・11話・12話・13話・14話)
3巻(15話・16話・17話・18話・19話・20話・21話)
4巻(22話・23話・24話・25話・26話・27話・28話)
5巻(29話・30話・31話・32話・33話・34話・35話)
6巻(36話・37話・38話・39話・40話・41話・42話)
7巻(43話・44話・45話・46話・47話・48話・49話)
8巻(50話・51話・52話・53話・54話・55話・56話)
9巻(57話・58話・59話・60話・61話・62話・63話)
寄生虫に苦しむライオス
体内にいる寄生虫のせいで苦しみ続けるライオス。
時々起きてはライオスに回復魔法をかけていたマルシルでしたが、ついつい寝すぎてしまいました。
どうやら明け方まで苦しんでいたようで、今、ようやく眠りにつくことができたようでした。
3人は、しばらくライオスを寝かせてあげることにしました。
ダンジョンは魔術で作れる
マルシルは魔術の本を見ながら、このダンジョンの構造はよくできていると感心します。
実際、ここはダンジョン内だけで生態系を保つことだけを考慮して作られたわけではありません。
ダンジョン内にいる魔物が溢れて、町にも侵入し、困った町の住人が魔物討伐を冒険者に依頼することまでをも考慮されてできているのです。
考えられないほどよく計算た構造です。
一体何の話かと聞くチルチャック。
マルシルは『もちろんダンジョン作りの話だよ』と答えます。
チルチャックとセンシが知らない事実が発覚します。なんと、ダンジョンは魔術で作ることができるのです。
魔術学校時代の話
マルシルは、魔術学校に通っていた頃の話をします。
マルシルは学校始まって以来の才女と呼ばれていたのです。
普段は授業を受けていないのですが、今回、マルシルは先生にお願いして、授業に混ぜてもらうことにしたのです。
精霊の繁殖実験の授業
マルシルが受けたかった授業は『精霊の繁殖実験』です。
マルシルは『安全なダンジョンの作り方』を研究しています。
普段、魔術の材料としているものは、危険を冒して取りに行かなければいけません。
それならば『無害なダンジョン』を作って、『役に立つ魔物だけを育てる』ことができれば、人々のために貢献できるというのがマルシルの考えなのです。
落ちこぼれの少女
そこで一人の少女と出会います。
彼女は皆から『落ちこぼれ』と言われていました。
それから一週間後。
精霊がどの程度残っているのかをチェックします。
落ちこぼれと言われていた少女の瓶の中は、とてつもないほどに精霊が増えていたのです。
その様子に、マルシルは衝撃を受けます。
少女が精霊を増やした方法
マルシルは一体どうやってあんなに精霊を増やすことができたのかを少女に聞きます。
少女は、自分の知っている秘密のダンジョンへマルシルを案内することにしました。
学校の外へ行って、森の奥に進んで、そのずっと先にある岩穴の中。
そこに、少女が知っている秘密のダンジョンがあったのです。
少女は、ここの土や水を含ませることで、精霊を増やすことに成功しました。
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ダンジョンの源は『スライム』だった
マルシルは、この場所で『マンドレイク』を育てれば、安全にダンジョンの魔力を利用できるのではと考えます。
この場所は、マルシルが目標としているダンジョンの環境そのものだったのです。
水の状況を確認するマルシル。
すると・・・・・水の中から『スライム』が現れます。
マルシルはスライムを魔法で攻撃しようとしますが、少女はそれを止めます。
スライムは陽の光がさしている場所までは来ないと言うのです。
少女は、このダンジョンの仕組みをマルシルに説明します。
・ダンジョンの上部にコウモリが住んでいる
・コウモリの糞をスライムが分解している
・スライムが魔力を作ってダンジョンが出来上がっている
つまり、スライムを倒してしまうと、ダンジョンも死んでしまうのです。
お互い、自己紹介
マルシルは少女の話を聞いて考えさせられます。
今まで魔術を勉強するだけでいいと考えていたのですが、自分が目標としているものを達成するには、もっと勉強しなければいけないことが沢山あることが分かったのです。
そのことを気づかせてくれた少女に、マルシルはお礼を言います。
それが、マルシルとファリンの出会いでした。
このダンジョンはとっても危険
ファリンとの出会いをチルチャックとセンシに語るマルシル。
その話を寝ながら聞いていたライオスは思い出します。
魔術学校に行っていたファリンとの手紙で、ファリンはいつも不安ばかりを語っていたのですが、ある時、友達が出来たと報告があってからは毎日が楽しそうでした。その友達がマルシルだったのです。
そのことを聞いて、少し照れるマルシル。
はやくファリンを助けに行こうと、改めて思うマルシルでした。
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