◆前回のあらすじ◆
手に入れたお宝を死んでいるうちに盗まれてしまったカブルー一行は、その犯人たちを追って地下4回へやってきます。しかし、そこでも人魚に襲われてしまい、全滅してしまいました。通りかかったタンス一行により生き返らせてもらいますが、力不足を実感。街に戻ることにします。
戻っている最中、急にあたりに霧が立ち込めます。そして、魔物に囲まれてしまいます。驚くカブルーでしたが、冷静にそれが『幻術』であり、仲間が魔物の姿に見えているだけだという事に気が付きます。幻術を使って同士討ちさせようとしていたのは、以前、自分たちを生き返らせてくれた死体回収屋でした。
死体回収屋のあくどい策略に対し、カブルーは厳しい対応を取り、全員倒してしまいます。そして、ダンジョンの今後を心配するのでした。
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◆ダンジョン飯◆
1巻(1話・2話・3話・4話・5話・6話・7話)
2巻(8話・9話・10話・11話・12話・13話・14話)
3巻(15話・16話・17話・18話・19話・20話・21話)
4巻(22話・23話・24話・25話・26話・27話・28話)
5巻(29話・30話・31話・32話・33話・34話・35話)
6巻(36話・37話・38話・39話・40話・41話・42話)
7巻(43話・44話・45話・46話・47話・48話・49話)
8巻(50話・51話・52話・53話・54話・55話・56話)
9巻(57話・58話・59話・60話・61話・62話・63話)
トーデン兄妹のパーティーかもしれない
食事をとりながら、リーダーのカブルーは、自分たちに『霊避けの術』を施してくれたパーティーの事を考えます。
カブルー
『トールマンにドワーフ』
『ハーフフットにエルフ・・・か』
『エルフのいるパーティーってのは』
『そう多くない』
『少し絞れば確定できるかもな』
かブルーは、自分の腕に巻かれてある『霊避けの術』をリンに見せて、何か気づくことは無いかと尋ねてみます。
リン
『・・・「優等生」』
『教科書通りの記術って感じ』
『実際、魔術学校の出かも』
『あそこの連中、皆似た式を書くもの』
『エルフが書いた術なのは間違いない・・・』
その話を聞いて、カブルーはある人物に思いいたります。
かブルーの考えとしては・・・・・
・トーデン兄妹の妹は魔術学校出身
・その妹とエルフが親しい関係
・エルフも魔術学校出身かもしれない
それで、トーデン兄妹の可能性を感じたのです。
クロの嗅覚によると、相手パーティーのトールマンは1人しかいないはずです。ということは、『兄か妹』のどちらかを失ってしまっており、それを救出するために無理して少人数で潜っているのではと推測できるのです。
そして、先ほど自分たちを蘇生させてくれたパーティーには、トーデン兄妹の仲間だった『ナマリ』がいました。以前から収入や目的で揉めているという噂を聞いていたので、トーデン兄妹のパーティーから抜けたと考えられます。
リン
『そのパーティーって』
『他にはどんな奴がいるの?』
ブルー
『トーデン兄妹のパーティーだとすると』
『兄妹の片方とシャロー、ナマリが抜け』
『新しいドワーフが一人加入してる・・・はず』
ナマリ、チルチャック、シュローの評判
ナマリの素性の事は、同じドワーフであるダイアが知っていました。
ダイア
『名前はね・・・有名だから』
『武器屋って呼ばれてる男の一人娘』
武器の流通を仕切っていたのがナマリの父親だったのですが、多額の着服が発覚し、トラブルになったことがあるのです。
チルチャックの事は、同じハーフフットのミックベルが知っていました。
ミックベル
『いい歳したおっさんだけど』
『島にいるハーフフットの』
『代表みたいな顔しちゃってさ』
そして、シュローは東方出身。
リンも東方出身という事で何か知っていないか聞いてみますが、リンは特に知っていることはないとのことでした。
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トーデン兄妹は島主と同じで、人間に興味が無い
カブルー
『つまんない窃盗事件かと思ったけど』
『面白いことが起こる予感がするよ』
『トーデン兄妹のパーティーだといいなぁ』
『だって・・・』
ミックベル
『なんか因縁でもあんの?』
カブルー
『おれが何かされたわけじゃないけど』
『あいつは昔、金剥ぎの一団で』
『儲けたらしいんだけど』
『病気やけがで迷宮に潜れなくなった』
『仲間に稼ぎをほとんど渡してたんだ』
ホルム
『いー話じゃん』
カブルー
『でもこの話には続きがあってね』
『彼らはとっくに完治していたのに』
『金を受け取ってたんだよ』
『結局彼らは冒険者に戻ることは無く』
『今では島で密造品を売りさばいている』
『「迷宮の主を倒した者には全てを与える」』
『この国の王らしき男が残した言葉だそうだけど』
『倒した者が大きな影響力を持つのは』
『間違いないだろう』
『・・・・だから』
『俺はそれがあの兄妹であるべきではないと思っている』
『彼らは善人なわけじゃない』
『人間に興味が無いだけだ』
『あの島主と同じでね』
シーサーペントとシュローのパーティー
食事を終え、カブルーたちは街にもどるために、湖の上を水上移動します。
そこへ現れたのが、刃魚と・・・・・シーサーペントでした。
カブルーは仲間に戦いの指示を出しますが、仲間は経験不足から思うように戦えません。自分で何とかするしかありません。
そこへ・・・・・突如、別のパーティーが現れます。
現れた忍者は、シーサーペントの口の中に弾薬を放り込み爆発させます。
そこへ、鬼が金棒で強打!
ふらついているところを、サムライのシュローが一斬り!
あっけなく、倒しきってしまいます。
カブルーは彼らを見て、何か考えに至り、予定変更。シュローたちに声をかけます。
カブルー
『危ないところを助けていただき』
『ありがとうございました』
シュロー
『気にするな』
『ただ通りすがっただけだ』
カブルー
『僕の勘違いでなければ・・・・・』
『ひょっとして女性をお探しなのでは』
そう言われ、シュローはカブルーの方に振り向きます。
シュロー
『な、何か知っているのか?』
カブルー
『ああやはり』
『心中お察しします』
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◆感想◆
第1話でパーティーから抜けてしまったため、ほぼどんな人物であるのか謎であったシュローの登場です。何やら仲間を引き連れてきていますね。
そして、カブルーが何か企んでいるような雰囲気です。まるで死体回収屋の再来のようです。それでいいのか、カブルー!?
◆『トーデン』というのかぁ
ライオスとファリンの苗字が『トーデン』だというのが発覚。ということは、フルネームは『ライオス・トーデン』であり『ファリン・トーデン』ということなんでしょうね。
まぁ、それほど重要な事ではありませんが。
◆魔法学校は島には無い
魔法学校は島の中ではなく、島の外にあるようです。ライオスとファリンが手紙でやりとりしていたので、結構遠くだなと言うくらいしかわかっていませんでしたが、島の外だとは思っていませんでした。
島の外の大陸(?)がどうなっているのかってのも興味深いです。
◆新キャラ登場
シュローはどうやら『どこぞのおぼっちゃま』ということのようです。力試しという事で、ライオスのパーティーに加わっていたんでしょうね。
で、そこで出会ったファリンのことを好きになったものの、炎竜に食べられてしまったと。ライオスのパーティーではファリン救出は難しいと判断したんでしょうね。パーティーから抜けて、自分のお供達と一緒に、ファリン救出にやって来たってところでしょうか。
色々と、特殊なキャラの登場です。陰陽師は魔術師と同じ扱いかな。鬼がドワーフタイプとして・・・・・黒子はどんな何でしょうね? いまいち、戦闘の種類として何ができるのか、ピンと来ません。チルチャックのような鍵師みたいな扱いかなぁ?
ここに来て、一気に登場キャラクターが増えてきました。
◆カブルーを見た時の反応
忍者二人は興味津々。姉妹かな? なんだか似たような性格のようです。
鬼はさほど興味が無いようです。
陰陽師はむしろ、不愉快っぽい態度を見せています。シュロー大好きキャラで、他の男には興味が無いという事なのかもしれません。
◆クロ(犬)の反応
耳を下に寝せて、うなりをあげています。何やら警戒しているようですが・・・・・一体何に警戒しているのでしょうか?
普通に考えるなら、鬼さん相手にうなりをあげているのだと思われます。イメージ的には『桃太郎』ってことでしょうか。
ただ、顔の向きとしては『黒子』の方を見ているような気もします。黒子は一体何者なんでしょうかねぇ? 被り物の下に耳があるような気がしなくもない? 『犬猿の仲』ということで、猿系かな? いや、桃太郎的に考えると猿は仲間ですよね。う~ん、難しい。
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なんかカブルー怪しい人物っぽくなってきたな。
連載前に掲載されたプロトタイプに猫っぽい盗賊がいたので、黒子の中身はそれかもしれませんね
エルフとドワーフが対立していたように、獣人同士にも確執があるのかも
誤解からの追跡といえば最近ではフェネアラコンビですっかり頬が緩んでたけど、本来こういう感情や策略の絡み合いのいやぁな感じが常道ですね、苦手だなあ、早く誤解解けないかなあ。
ただ、ここまでマルシル一筋だったのにタデが可愛すぎてつらい。。太もも。。
いつも楽しく拝見しております。
トーデンという名前は、26話の回想で出てきていますね。
「トーデン村長」。ライオスたちの父親は村長だったと。
今回の話、文字がさほど多くないのに各キャラの表情やセリフでレベル、性格、関係など浮き彫りなっていて見た目以上に情報が多く、本当に上手い作家さんだなと思います。
これで舞台は揃った!感があり、次回がとても楽しみです。
お坊ちゃんという意味で言えば、ライオス達もそうですね
過去回想の格好を見ると、周囲の人間が着た切り雀らしい粗末な身なり(ベルトも無くて紐で縛ってる)なのに、ファーの付いた革の服で、しかも着替えまである。
村長(選挙で選ばれたとかじゃないはず)と呼ばれていたのが父親みたいだったから、正当な領主から統治代行を任された騎士階級の家系かも。
……ロード転職フラグ完全に立ってるな。
シュローくんパーティ登場で波乱の予感ですw本人たちの実の性格と他人から見た印象って全く違うんだなぁ、と思わされた回でした。
ライオス達が密造品を売りさばいているとは初耳。
というか、密造品ってダンジョンのヤツなのかな。それなら良いだろ。
金剥ぎの話はあったが、それは昔みんなやってたことだし、
目くじらたてる程とも思えん。
それぞれの「冒険者像」があってこじれそうですな。
刃傷沙汰にならないと良いなあ。
このカブルーの野心と自分の正義によって世を正す!みたいな描き方、幕末の若輩藩士のエピソードを読んでる様で興味深いですな
漫画は読者の年代層を意識しなきゃいかんので、こういう若さの危うい所をスパイスにするのを嫌う編集がいそうだけど
ハルタは懐が深くて嬉しいです(単行本派)
黒子の目つきが、みんな待ってる読み切りの猫忍者と似てる・・・
猫耳亜人ならクロが唸るのも納得できるし
こりゃーシュローとライオスが接触して一悶着あってから
お宝回収ならライオスチームの方が便利って猫忍の加入あるでー
あのワンちゃんは黒子をみて真似てるのかと思ってました
耳の形と被り物とか、目の感じとかなんとなく似てたので
チルチャックさんの裏と犬を雇う関係のハーフフットがきになりますね
黒子が猫なんじゃないかな・・・。頭巾の頭部が耳っぽいし。
魔法を使う猫型のケットシーなんて種族?もあるからなぁ。
だとしたら陰陽師みたいなのは僧侶系かもね。神主(神職)に見えるし。
しかしカブルー。ウィザードリィでいうカオスキャラだったとわw
チルチャックに関しては完全なミックベルの勘違いだろう。
個人でPTと契約を結ぶとトラブルの原因になるから、組合に正規の仲介料を支払って、組合を通して契約を結びなさいって忠告だろ。
ミックベルはガキみたいだからPT内のトラブルとかそういうのがわからないんだろうな。
ナマリの親父はわからんな。冒険者の戦利品を買い叩いたりして私益に走りがちな島主だからなぁ。なんか裏がありそうだけど・・・。
しかしライオスの昔の仲間の作ってる密造品ってのが気になるw
モンスター素材のお土産品ってところか?w
あの島の村民は地下墓地を利用してました
回想シーンで出て来たライオス達の村では死体を地面に埋めて墓標を立ててるので
ライオス達の出身地はあの辺じゃないでしょうね
カブルー二回も全滅しているくせに強気だな。
しかも今回だってシュロー来なきゃまた全滅していたぞ。
ライオス達を悪く言う前に、自分達がどれだけ弱いか分かってからにしろ。
それは私も少し思いました(笑)。
『死ぬのに慣れてしまった』という状況なのかもしれません。
ある意味、『悪い手本』という位置づけのキャラとして考えているのかもしれませんね、作者さん的には。
シュロー組を懐柔して何か悪いことしようと考えてるようですねぇ
恋は盲目とは言いますが、流石に初対面の人物よりも元パーティーメンバーで恋人の兄貴のライオスと敵対しないでほしいと願うばかり
鬼の目線は振り返っている(犬の方を向いている)のに、黒子は目線が違う。
となると、犬は黒子を見ているとしか見えないと思うのだが。
犬猿の仲とは言うけれど、雌っぽい感じの黒子だし、頭巾の頭部が耳のようにも見える。
じゃぁ猫だろうなぁと考えられるかと。
カプルー一行が優秀な若手から自尊心が高い割に力量不足なパーティーになりつつあるな。
その割に頼みの綱の死体回収業者を感情の赴くまま切り捨てたりしているし。
死体回収業者を切り捨てたせいで全滅後放置されて消滅しそう。
確かに、何度も全滅しておいてあの対応は無いですね(笑)。
猫娘だろ常識的に考えて
タデは鬼っていうよりトールマンとオークのハーフだろうな
オークは角が無いので、その点は微妙なところですね。個人的には『倭の国』の独特な種族ってことなのかなと思っています。
単に良い子ちゃんぶってる力量不足PTと思ったら
リーダーがとんだ食わせ者
人間関係の確執が大好き
他者の行いを「化けの皮」よばわりとか
こういうのは是非とも悲惨な末路を辿ってもらいたいものだ
カブルー組って、人間同士の闘争に関わる軍か傭兵とかじゃないの。
グループを瞬殲滅できる魔術師や戦闘能力の割に、地域食材にも使われる宝虫の知識を欠いていたり、回復系が脆弱だったり、冒険者バランスとして低いというより足りていない。
対人戦闘なら、それなりの能力を示すかもしれん。