◆前回のあらすじ◆
ライオスを襲ったサキュバスは『マルシル』の姿をしていました。すぐに偽物だと気付いたライオスでしたが、サキュバスはさらに『魔物マルシル』に姿を変えます。ライオスは魔物化したマルシルに魅了されてしまい、サキュバスに精気を吸われ気絶してしまいました。
夢の中でライオスは『翼獅子』と出会います。すでにライオスたちは翼獅子が捕らえられている近くまで来ていたため夢の中に現れることができたのです。夢の中で翼獅子はライオスに『救世主』になって迷宮を救うよう頼みます。最初はピンと来なかったライオスでしたが、自分の理想とする王国を見せてもらい、迷宮の王となることを目指すことにします。
夢から覚め、ライオスは『夢の中で翼獅子と出会った』ことを皆に話します。しかし、気がかりなのは『カナリアに気をつけろ』という言葉。
スポンサーリンク
◆ダンジョン飯◆
1巻(1話・2話・3話・4話・5話・6話・7話)
2巻(8話・9話・10話・11話・12話・13話・14話)
3巻(15話・16話・17話・18話・19話・20話・21話)
4巻(22話・23話・24話・25話・26話・27話・28話)
5巻(29話・30話・31話・32話・33話・34話・35話)
6巻(36話・37話・38話・39話・40話・41話・42話)
7巻(43話・44話・45話・46話・47話・48話・49話)
8巻(50話・51話・52話・53話・54話・55話・56話)
9巻(57話・58話・59話・60話・61話・62話・63話)
地下6階に落ちた『ミスルン隊長』と『カブルー』
◆地下6階に落下
狂乱の魔術師との戦闘で地下に落下した『ミスルン隊長』と『カブルー』の2人は『地下6階』まで落ちてしまっていました。よく助かりましたね。
隊長は『妖精』を使って他のエルフ達に連絡。さすがにエルフ達も『穴』を通じて『地下1階~地下6階』まで降りることはできないようで、正攻法で地下6階を目指すようです。
しかし、エルフ達でも地下6階まで来るのには『一週間』はかかるとのこと。初めてのダンジョンでしょうに。よくそんな計算ができましたね。
その間、カブルーがミスルン隊長の面倒を見なければいけなくなりました。
◆地下深くに落下したのにどうやって助かったのか?
ミスルン隊長
『落下中、体の位置を上下逆にして』
『その場に転移する』
『すると一瞬浮かび上がる』
つまり『落下して下に落ちる力』を上下逆にすることで『落ちる力の方向も逆にする』ことで浮かび上がらせ、落下の力を弱くしていったってことのようです。落下中、何度もそれを繰り返したんでしょうね。
◆カブルーの脚に突き刺さった『歩き茸』
カブルーの右足に『歩き茸』が突き刺さっていました。何故か? おそらく・・・・・・・
・落下中、ミスルン隊長が転移魔法で上下逆さまにする
・一瞬、上方向に浮き上がる
・上から『歩き茸』が降ってきてカブルーの脚に突き刺さる
こういうことだと思われます。
まぁ、地面に到達した際にたまたま足元にいて踏んづけたという可能性もありますが。
スポンサーリンク
『カナリア隊』の組織構造
いまいち謎の多いエルフの『カナリア隊』に関してカブルーが解説してくれました。
・カナリア隊:6人
・看守1人に対して罪人2人の割合
・つまり『看守2人』に『罪人4人』か?
『罪人の耳には切れ込みがある』そうです。気が付きませんでしたね。
『耳に切れ込み』と言えば『ネコ』でしょうか。『避妊済』の意味で耳に切れ込みを入れるそうです。作者さん的に、これに近い発想なのかもしれません。
https://matome.naver.jp/odai/2142302945429082701
『罪人』と言っても『不法に古代魔法に関わった』というだけですからそれほど危険性の高いエルフではないと判断されているのかもしれません。まぁ『罪人』というよりも『好奇心旺盛な困った研究者』と言ったところでしょうか。だから人数的に罪人の方が多いんでしょうね。あくまで看守は『監視役』ってところでしょうか。
『看守』は『貴族が国に忠誠を示すために差し出した子息』とのこと。ということは『家にとっては不必要』あるいは『元々、差し出す目的で生んで育てた』くらいの人物ってことでしょうか。ある意味、罪人よりもこちらの方が立場的に悲しいかもしれません。
『シェイプシフター』と遭遇
◆シェイプシフターが出現
『ミスルン隊長』と『カブルー』は一緒に落ちた『狂乱の魔術師』を探すために移動。その道中で『シェイプスフター』に遭遇します。シェイプシフター、懐かしいですね。人間の記憶から偽物を作り出す魔物です。
偽者は『幻覚』のようなものであるため、シェイプシフター本体が逃げてしまったらそのうち消えてしまうそうです。2人は偽物は放置してそのまま先に進むことにしました。
◆カブルーの偽物が酷い
カブルーの記憶から作り出された『ミスルン隊長』は瓜二つで見分けがつかないほどに完璧な偽者になっていました。
対して、ミスルン隊長の記憶から作り出された『カブルー』は似ても似つかぬ酷い有様です。
これは『意識しているか否か』の差でしょうね。カブルーはミスルン隊長を警戒してしっかりと分析していました。しかし、どうやらミスルン隊長はカブルーにまったく興味が無いためほとんど見ていないのでしょう。だからこんなデタラメなカブルーが生み出されたのだと考えられます。
◆シェイプシフターに妖精が食べられる
作者さん的には
・隊長が生きていることをエルフに伝えたい
・しかし、頻繁に連絡しあえる状況は避けたい
このように考えたのでしょう。その結果として『瀕死の妖精』という犠牲者が生まれてしまいました。安らかにお眠りください。
スポンサーリンク
ミスルン隊長を守れ
◆エルフ達に『隊長の面倒を』と命令される
連絡用の『瀕死の妖精』がいたため、ミスルン隊長たちは地下1階にいるエルフたちに連絡を入れることができました。
・寒い
・シェイプシフター
この2つの情報でエルフ達は『地下6回以降』と判断しました。全てのダンジョンは似たような構造になっているんでしょうかねぇ。
エルフ達はカブルーに『隊長の面倒を見るように』と命令。何故に面倒を見てあげなければいけないのか? というか、ミスルン隊長は面倒を見なければならないほどにか弱い存在だということなのか? そもそも、こんなところではどうやって食事を調達すればいいのか?
カブルーにとっては悩ましい状況になってしまいました。
◆カブルー、魔物を食べる
魔物に家族や仲間たちを殺されていまい大の魔物嫌いになっているカブルーくん。しかし、状況が状況なだけに魔物を食事とし、ミスルン隊長の面倒を見なければいけなくなってしまいました。
カブルーの脚に突き刺さっていた『歩き茸』。簡単に取れるなら何故ここまで脚に突き刺していたのか? 100人いれば全員が気づいたその場で引っこ抜くと思いますけどね。
とは言え、『茸』という食料材は入手できたわけです。
センシのアドバイス
『歩き茸の種類は無数にあって』
『有毒の判別はベテランでも難しい』
『初心者は絶対に避けるのだ!』
実際、自然界にも毒キノコが結構あるようです。ですから、むやみに外に生えている茸を食べてはいけないそうです。キノコに限らず『野草』も毒有りが多いとか。
味付けも無しに焼いただけの『歩き茸』を食べるカブルー。同じく食べるミスルン隊長。長い一週間が始まりました。
ミスルン隊長の過去
◆ミスルン隊長は魔力切れ?
ダンジョン内を探索していたところ、急にミスルン隊長の体調がおかしくなり倒れてしまいました。(シャレではない)
ミスルン隊長
『体が急に動かなくなった』
『(理由は)わからない』
カブルーはミスルン隊長をみて『魔力切れっぽい』と判断。しかし、ミスルン隊長は魔法を使っていませんでしたけどね。
カブルー
(術者が魔力切れを「わからない」のは変だ)
ごもっともです。
状況から察するに、エルフの隊員たちは何かを『知っている』のだと思います。だからカブルーにミスルン隊長の面倒をみるよう命令したのでしょう。
そして、ミスルン隊長自信はそのことを『知らない』のかもしれません。『本人には伝えていない何かがある』ということでしょうかねぇ。
◆40年ほど前に何が!?
状況を把握するために、カブルーはミスルン隊長に『隠していること』を話してほしいと頼みます。そして、ミスルン隊長は『40年ほど前のできごと』を話し始めました。
次回、ミスルン隊長の40年前の話になりそうです。
ミスルン隊長
『私はかつて迷宮の主だった』
どういういうこと!? そもそも『迷宮の主の定義』は何なのか?
・迷宮を作った人
・迷宮を支配管理している人
まぁ、そもそも存在していた迷宮に潜ったわけですから『後者』なんでしょうね。
ミスルン隊長
『多くの隊員が迷宮に喰われた』
『私は食べ残されたんだ』
『迷宮に喰われた』というのは『迷宮内の魔物に殺されてしまった』ということかな? ただ、そうなると『食べ残された』の意味がピンときません。迷宮にはまだ明らかになっていない何かがあるのでしょう。
スポンサーリンク