◆前回のあらすじ◆

2人ずついた『ツトム』と『帰黒』でしたが、どちらも泥努によって殺されてしまいました。しかし、現れた『泥努』は『しの』によって作り出された偽物だったのです。しのは泥努と紅の偽物を用意し2人を殺す作戦を実行していたのでした。

そして、それはツトム達も同じでした。緑朗が提案した作戦で鬼離田姉妹が『ツトムと帰黒の偽物』を用意していたのです。そのため、泥努によって殺されたツトムと帰黒は2人とも本物ではありませんでした。

本物の『帰黒』と『ツトム』は謎の通路を通って泥努の元へ・・・・・。

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◆双亡亭壊すべし◆

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最新『双亡亭壊すべし』

陽動作戦は『帰黒』が提案

『帰黒とツトムの偽物をつくる』ことは緑朗の提案でしたが、『帰黒とツトムを2人ずつ用意する』ことは帰黒の提案だったようです。

実際『偽者』は1人ずつで十分だと思います。しかし、帰黒は『2人ずつ』にこだわったようですね。

帰黒的には

・偽者1人であれば『微妙な違い』でバレる
・偽者2人であれば侵略者側に『混乱』を与えられる
・また『2人とも倒さなければいけない』ことで時間稼ぎになる

このように考えたのかもしれません。

そして『ツトム』と『帰黒』は皆が陽動作戦として母屋に入っていくのを見送った後、森の奥へと向かいます。

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過去に戻って、再び現代へ戻る作戦

◆何故か『現代』と『昭和7年』をつなぐ通路がある

帰黒が考えた『侵略者にもバレずに泥努の元に行く方法』ですが、ちょっとわかりにくいと言いますかピンときませんでしたねぇ。とりあえずまとめてみましょうか。

・残花と帰黒は『昭和7年(90年以上前)』からやってきた
・母屋の玄関を通ったことで現代にやってきてしまった
・時代と時代を結ぶ『時の廊下』のようなものがあった

どうやら『昭和7年』と『現在』は双亡亭内部でつながっているようです。

どうして『昭和7年(90年以上前)』とつながっているんでしょうかねぇ? 泥努にとって特別な何かがある時代なのか? それとも、侵略者にとってなのか? そういえば『侵略者の星はあと100年ほどで寿命が尽きる』みたいな話があったように思いますが、それと関係があるのかも?

◆『泥努のアトリエ』に向かう作戦

どうやらこの『時の廊下』は複数あるようで、帰黒の作戦は

・一旦、昭和7年に行く
・そこから『泥努のアトリエ』に続く道を使う

こういう作戦のようです。直通の道があるとするなら、確かに侵略者から発見されずに泥努の元にたどり着けるかもしれません。

帰黒が『陽動作戦』をお願いしたのは『侵略者たちが追いかけてきたら面倒だから』ってことなのかもしれませんね。

◆昭和7年に到着

『時の通路』を通って昭和7年にやってきたツトムと帰黒。

そこから再び『現代』に戻って泥努のアトリエに行く予定でしたが・・・・・帰黒の育ての親である『ズイショウ様』が現れてしまいました。どうやら金づるである帰黒を手放したくは無いようです。

いやぁ、時間が無いというのに困ったおばあさんです。とは言っても、『昭和7年』なわけですから、ここで幾ら時間が流れても現代的には影響はないかもしれませんね。

そうだとするなら、ずっと『無能力者』であるツトムは、ここで少し修行でもして何らかの能力を身につけていけばいいのではとも思えます。『良い師匠?』が現れたわけですからね(笑)。

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よければご一緒にどうぞ。

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