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◆ダンジョン飯◆
１巻（１話・２話・３話・４話・５話・６話・７話）
２巻（８話・９話・10話・11話・12話・13話・14話）
３巻（15話・16話・17話・18話・19話・20話・21話）
４巻（22話・23話・24話・25話・26話・27話・28話）
５巻（29話・30話・31話・32話・33話・34話・35話）
６巻（36話・37話・38話・39話・40話・41話・42話）
７巻（43話・44話・45話・46話・47話・48話・49話）
８巻（50話・51話・52話・53話・54話・55話・56話）
９巻（57話・58話・59話・60話・61話・62話・63話）
食材が無い
地下３階のところどころにある扉。
鍵がかかっていて前に勧めません。チルチャックの出番です。
そして、ライオスは今日はここで一晩休むべきかなと考えます。
地下３階はもともと食材となるものが少ない場所です。現在手元にある食材はボール一杯分の『宝虫』しかありません。
センシは多少無理をしてでも食材の多い地下４階を目指すべきだと言います。
ライオスとしては、これから厳しい戦いとなるため体力を温存しておきたいところ。しかし、だからといって空腹になっては意味がありません。
なかなかに悩ましい状況です。
『生ける絵画』の中の食料を食べたい！
そこでライオスは妙案を思いつきます。
『生ける絵画』の中に入って、絵の中の食べ物を食べようという作戦です。
さすがに皆、ありえないと反発しますが、ライオスは真剣です。
『確かに人は絵に描いた餅は食えないが』
『絵に描いた餅を食う人の絵なら破たんは無い！』
絵の中で殺されるのがおちだというチルチャックに
『そこだよ！』
『絵の中であればお互い干渉できるという証拠だ』
どうやらライオスを止められそうにありません。仕方がないので好きにやらせることにしました。
安全のため、センシはライオスをロープで縛り、いつでも引きづりだせるようにしました。
赤ん坊の誕生を喜ぶ王様の絵
ライオスは食事が出来そうな絵を選びます。
そして、その絵の中に飛び込みました。
絵の中でライオスは、召使の人につかまり、料理運びを手伝わされます。
そこは、王妃が赤ん坊を生み、王様がそれを喜んでいる場面でした。
なんだか食事をゆっくりと食べれそうにありません。
ライオスは逃げ出し、縄を引いて、絵の外に引き出してもらいます。
外に出たライオス。
『なんか・・・食事の雰囲気じゃなかった・・・』
『いや、あれは完全に雰囲気の問題だった！』
と言い訳に必死です。
結婚式と思いきや、王様暗殺の場面
次に選んだのは、ご馳走があり、皆で踊っているような絵。
これならゆっくりと食事ができるはずだと思い中へ入ります。
それは、先ほどの赤ん坊が成長し、結婚式を行っている場面の絵でした。
先ほどの赤ん坊は立派に成長しており、王様も大喜びです。
ところが・・・・・なんとお酒の中に毒が仕込まれていたのです！
王様は血を吐き倒れます。
先ほどのエルフは前の絵にもいたなぁと思うライオス。
とりあえず、食事を外に持ち出し、ゆっくり外で食べることにしました。
しかし・・・・・絵の外に出てみると、食事がありません！？ 絵の食事は外に持ってこれないようです。
『こうなったら意地でも味が知りたい！！』
ライオスは３度目の挑戦にいどみます！
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王子が王様になる儀式で、エルフに襲われる
次の絵は、王子の戴冠式（たいかんしき）です。
亡くなった王様の後を王子が継ぐという場面でした。
この場面ならゆっくりと豪華な食事がとれそうです。
ライオスは目の前に並ぶ豪華な食事を美味しくいただきます。
遠慮なくバクバク食べまくるライオス。
豪華な料理をお腹いっぱい食べることが出来ました。
そろそろ帰ろうかなという時に、あのエルフが目の前に現れます。
もの凄い形相で睨むエルフ。王座を狙う者だと判断したそのエルフは、魔法でライオスを焼き払おうとします！
・・・・・が、間一髪で、絵から引きづりだしてもらい難を逃れることが出来ました。
絵の中の食事は意味がなかった
ライオスは、絵の中で食事をすることができたものの、外部の人間だということがバレてしまって、ものすごく怒られてしまったことをみんなに伝えます。
そして、食事の感想を言おうとしますが・・・・・お腹が満たされていません！？
どうやら、絵の中で食べたとしても、絵の外に出てしまえば胃の中からも消えてしまうようでした。
結局、何の成果も得られない結果に終わってしまいました。
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