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◆メジャー2nd◆
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光はピッチャーを目指す
『野球は退屈』という印象を持っていた光でしたが、大吾の野球に対する熱意から『大吾もドルフィンズに入る』ことを条件に、しばらくは野球を続けることにします。
野球の中でも『ピッチャー』が一番退屈しないポジションであることに気が付いた光は、ピッチャー志望でやっていくことにします。
ドルフィンズのバッテリー『卜部&アンディ』
光と大吾が練習場に早く来て練習していたところ、ドルフィンズのエースの『卜部』と正捕手の『アンディ』がやってきます。二人は前の試合、インフルエンザにかかってしまっていたため来ていませんでした。初対面となります。
大吾と光がプロ野球選手の二世であることを知った卜部は、2人に勝負を挑みます。ピッチャーは卜部、バッターは光。結果は、ピッチャーライナーで卜部が勝利しますが、初勝負でジャストミートさせてきた光の野球センスを卜部とアンディは認めざるをえませんでした。
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大吾はキャッチャーを目指すことに
光は監督に申し出てピッチャーを希望しますが、ノーコンであったため却下されてしまいます。しかし、光は諦めません。『大会前にもう一度テストしてください』と言い、ピッチャーの練習をすることにします。
光は大吾の家にやってきて、大吾にピッチャーの練習に付き合ってもらいます。ボールの投げ方や握り方を調べた光は、ちゃんとボールをコントロールできるようになっていました。
とは言え、光は極めて身体能力が高く、光の剛速球を大吾はとることができませんでした。
大吾は、防具もなく危険だし、自分はキャッチャーではないため、光の練習には付きあえないといいます。
そんな大吾に、光は『キャッチャーを目指す』ことを提案。しかし、大吾は今からキャッチャーをやっても間に合わないと言って断ります。
それに落胆した光は、大吾にキャッチャーを頼むことを諦め、帰ってしまいました。
大吾は、小学校、中学校で野球を続けている姉の『いづみ』に、キャッチャーのことを相談します。
いづみは、キャッチャーで重要なのは身体能力などではなく、野球に詳しくてよく気が付くタイプだと言います。むしろ、大吾は適正としてあっていると後押ししてくれました。
それを聞いた大吾は、キャッチャーをやってみようという気になります。
大吾は光の住んでいるマンションに行き、キャッチャーをやると伝えにやってきました。
しかし、光は睦子をキャッチボール相手にし、キャッチャーを頼んでいました。睦子はヒカルの剛速球をも取ることができるのです。睦子には兄がいて、よくキャッチボールに付き合わされていたため、野球がうまかったのです。
大吾はヒカルに『キャッチャーをやってもかまわない』ということを伝えますが、光は『やる気を感じない』と言って受け入れません。光はわざと大吾を怒らせます。大吾の気持ちを奮い立たせようとしたのです。
結局、二人は喧嘩別れのようになってしまいます。
佐藤寿也のキャッチャーアドバイス
キャッチャーの練習を開始するも剛速球を投げるピッチャーがいません。そこで、大吾はバッティングセンターのボールを受けて練習することにします。
大吾がバッティングセンターでキャッチャーの練習をしていたところ、自分の父親のライバルであった佐藤寿也が現れます。『大吾がキャッチャーにやる気を出した』ことを知った父親の吾郎が、佐藤寿也に『大吾にキャッチャーについて教えてあげてほしい』と頼んでいたのです。
それから大吾は、佐藤寿也にキャッチャーの指導を行ってもらうことになります。
大吾は的確な佐藤寿也の指導でメキメキと上達していきます。
光が転校
大吾は自分ばかり指導してもらっているため、佐藤寿也の息子である光に教えてあげる時間が無くなるのではと心配します。
しかし、佐藤寿也は息子の光とほとんど会っていませんでした。実は5年前に離婚しており、一緒に住んでいなかったのです。
そんな話をしていたところ、バッティングセンターに光と睦子がやってきて、鉢合わせとなります。大吾は光に『一緒にコーチしてもらわないか』と提案しますが、何故か光はそれを断ります。
そして、そのまま帰ってしまいました。
次の週末の土曜日、なぜか光がドルフィンズの練習に来ていません。
大吾が不思議に思っていたところ、監督が皆を集めてこう言います。
監督
『さっき佐藤のお母さんから連絡があって』
『佐藤は群馬に引っ越すことになったから』
『ドルフィンズはやめるそうだ』
それは大吾にとって思いがけないことでした。
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