◆前回のあらすじ◆

5人野球で一年生達を納得させた大吾たちでしたが、一年生達が朝練にやってきません。副キャプテンの睦子が登校してきた仁科を問い詰めたところ、『先輩としては認めるけれど、信頼できる指導者の下で練習したい』ということで、練習を拒否しているのです。朝練だけでなく、午後練もでようとはしません。

そんな野球部のメンバーたちに、顧問の山口先生から緊急の報告が伝えられます。近いうちに野球部監督に就任する予定だった国友監督が諸事情により野球部に来れなくなってしまったというのです。この話を聞き、一年達は衝撃を受けるのでした。

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◆メジャー2nd◆

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最新『メジャー2nd』

監督から裏切られた1年生たち

野球部顧問の山口先生からの連絡は『就任予定だった国友監督が諸事情で来られなくなってしまった』というものでした。

1年生たちは国友監督が風林中学の監督をやると言っていたから、それを信じて入学してきたのです。まさに、監督に裏切られてしまったような状況です。

帰りの電車の中で、仁科は千葉に言います。

仁科
『千葉、おまえスマホ持ってんだろ』
『監督に電話しろ』

しぶしぶ監督に電話をしてみる千葉。しかし、すぐに切ってしまいました。

『あの野郎、許せねぇ!』
『マジで俺たちを裏切りやがった!!』

新入部員の2人、千里とアニータ

1年が帰ってしまった後も午後練を続ける上級生たち。

さすがに、1年生たちに同情してしまいます。

睦子
『信じてついてきた監督に裏切られるなんて』

弥生
『さすがにあの子たち、ちょっとかわいそうね』

太鳳
『バチがあたったんでしょ』
『あいつらその監督の権威をかさに着て』
『でかい態度してたしいい気味だね』

よくみると、部室前に誰かきていました。

それは太鳳の知り合いであり入部希望者の1年生でした。

太鳳
『2人ともリトル時代のあたしたちの後輩』
『中学に上がったら』
『男子との差がしんどくなるシニアより』
『中学軟式の風中にきなよって』
『前から誘ってたんだ』

アニータ
『イエース』
『せやから風中でがんばろかとゆうて』
『高いココロザシでやってきました』
『人が足りひんからすぐに』
『レギュラーになれるやんゆーてね!』

千里
『すみません、アニータはお父さんが関西人で』
『4年生の時にブラジルから来たので』
『ちょっと言葉が変なのは勘弁してあげてください』

アニータ
『誰が変やねん』

新1年の2人の実力は太鳳と弥生のお墨付き。風林中野球部としては大きな戦力アップとなりました。

アニータは全国ベスト8まで行ったキャッチャー

睦子
『ねぇ、アニータってキャッチャーだったの?』
『横浜リトルで正捕手?』

アニータ
『イエス』
『マスクかぶって全国ベスト8まで行きました』
『クリンナップも打ってました』

実績があるため、アニータは自信満々です。

現在のここの正捕手はと聞いてみると、小柄な男子が『キャプテンでキャッチャーをやってる』と言います。

それを聞いて、アニータは・・・・・

大吾
『まあ、まだそんなのはいいじゃない』
『とりあえず、入部決まったってことで』
『明日から練習みせてもらって』
『おいおい決めていくよ』
『今日はひとまず見学でもしててよ』

そういって上級生たちは練習に戻っていきます。

アニータ
『なんや、うまくはぐらかしよったわ』
『あのちっこい君・・・・・』
『それにしてもたよりなさそうなキャプテンや』
『あいつでええんか?』

千里
『どうだろ。でも沢さんや相楽さんさしおいて』
『キャプテンやってるってことは何かあるんじゃない?』

風林中野球の9人

次の日の朝、仁科以外の4人が野球部に入らないと言い出しました。

それを聞いて、仁科は驚きます。

スポーツ推薦で学校に入ったんだからそれは無理だろうと仁科はいいますが、実際はそうではなかったのです。

受験無し、学費割引で入学したのは仁科だけでした。4人はただの『監督推薦』でしかなく、ちゃんと受験して学校に入学しています。そのため、仁科のように学校に束縛される立場にはないのです。

『わりーな仁科』
『俺たちはシニアで野球やるわ』

こうして、風林中学野球部は9人そろうのでした。

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◆感想◆

ここに来て、予想外の急展開です。1年生4人がいなくなってしまいました。これは予想不能な事態です。作者さんはどうも全面的に女子中心の中学野球を考えているようです。

◆アニータと千里

急きょ登場した新1年生の2人。太鳳と弥生の横浜リトルの後輩だそうです。

アニータはキャッチャーとのこと。大吾と被ってしまうので・・・・・おそらく、外野の守備になるんじゃないかなと思ってます。肩良さそうですし。

千里はセンターとのこと。センターと言えば足が速くて肩も良いというイメージですが太鳳と大差ないくらいの伸長っぽいです。

◆丹波先輩は下手らしい

このセリフから察するに、丹波先輩もあまり野球は上手くないようです。まぁ前話でそれとなくわかってはいましたが。

◆シニアが硬式で、部活が軟式っぽい

1年の4人はシニアの方で野球をすることになりました。シニアは硬式ということなので、この4人と試合をすることもなさそうですね。予想外の退場となってしまいました。

調べた感じですと、シニアが硬式でコチラの方が野球としてはレベルが高いそうです。で、部活が軟式だそうです。

前作は小学生編が『硬式』で、中学生編が『軟式』だったってことなんでしょうかねぇ? 前作の中学編は部分的にしか観ていないためいまいちピンときません。

メジャー2では、小学生編も中学生編も『軟式』という事になりますので、前作に比べるといくらかレベルを下げた世界での野球ストーリーってことになってきているように感じます。

◆見捨てられた仁科と、ほぼ女子野球部

1年5人の中で唯一完全にスポーツ推薦だった仁科だけが野球部に残ることになりました。仁科、燃え尽きています(笑)。

女子中心とはいえ、実績のある選手がそろってきているので、それなりに上は目指して行けそうです。

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