◆前回のあらすじ◆
新1年生を快く出迎える風林中等部キャプテンの大吾。しかし、1年生たちはそんな大吾を無視して、勝手に部室で着替え、勝手に練習を開始し始めます。
あの1年生たちが、名門の南陽ライオンズ出身であり、スポーツ推薦組であることを睦子からきいた大吾。名門の野球部たちがいったいどんな練習をやっているのか知りたくて、1年生たちの練習に参加させてもらおうとします。しかし、1年生たちはそれを快くは思いませんでした。
1年生たちがいた南陽ライオンズは実力至上主義。先輩も後輩も関係なく、グラウンドでは実力のあるものが偉いというルールでした。彼らはそれをこの野球部でも行おうとしているのです。
その話を聞き、大吾も『実力至上主義』に賛成します。ただし、相手の実力も知らずにマウンドをとるのはフェアではないと。
そこで、大吾は、上級生5人VS1年生5人の試合を提案するのでした。
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◆メジャー2nd◆
7巻(54話・55話・56話・57話・58話・59話・60話・61話・62話)
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10巻(83話・84話・85話・86話・87話・88話・89話・90話・91話・92話)
11巻(93話・94話・95話・96話・97話・98話・99話・100話・01話・02話)
12巻(03話・04話・05話・06話・07話・08話・09話・10話・11話・12話)
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14巻(23話・24話・25話・26話・27話・28話・29話・30話・31話・32話)
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25話(33話・34話・35話・36話・37話・38話・39話・40話・41話・42話)
5人VS5人の変則試合
お互いの実力を知るために大吾が提案した『5人VS5人』の変則試合。
ジャンケンで、上級生チームが先攻、一年生チームが後攻となります。
睦子は負けた時の事を考えて不安に感じます。
睦子
『こんな試合して大丈夫なの!?』
『私たちが負けたら』
『あいつらもう永遠に私たちの事』
『コケにし続けるよ!?』大吾
『大丈夫、大丈夫』
『いくら名門って言っても』
『この前まで小学生の連中だよ?』
『俺たちのこの一年の成長なら・・・・・』
しかし、仁科の投球練習を見て、皆、だまり込んでしまいます。
自信を持つだけのピッチングはできるようでした。
1番相楽
いよいよ試合開始。
上級生チームの先頭バッターは小柄な体格の相楽。
仁科の速球に当てることが出来ず、ツーストライクまで追い込まれます。
沢
『速いねー』
『何キロくらいだろ』大吾
『110キロ以上は出てるね』
追い込んでいるピッチャーの仁科は余裕です。女が自分の球を打てるはずが無いと考えているからです。
仁科
『女が俺の球にかするかよ!』
しかし、相楽は当ててきました。
ボールはフラフラっと上がった内野フライ。アウト。
フライトは言え、さすがに女子に当てられるとは思わなかったため、仁科も驚きます。
2番睦子
2番バッターは睦子。
睦子は引っ張ってゴロを打ちますが・・・・・
ショートの千葉が好守備を見せ、ファーストに。アウト。
とはいえ、仁科は二打席連続で打ち返され、ショックを受けます。何故、女子なのに自分の球が打てるのかと。
3番沢
3番バッターは沢。
沢はジャストミートさせますが・・・・・ボールはピッチャー返しで、ピッチャー仁科のグローブの中に。スリーアウトチェンジ。
結局、上級生チームは三者凡退で、0点に抑えられてしまいました。
女であることは忘れる
次は一年生チームの攻撃。
上級生チームのピッチャーは睦子。キャッチャーは大吾です。
相楽
『点はやれないよ睦子!』睦子
『プレッシャーかけんな!』
『あたし実戦のマウンド』
『まだほとんど経験ないのに』大吾
『大丈夫、やれるよ』
『俺のミットだけ見て投げるんだ』
そして、投球練習を開始します。
一方、一年生チームのブルペン。
抑えたとはいえ、3人とも仁科のボールを打ち返してきました。簡単な相手ではないという事は間違いありません。
仁科
『もう一切容赦しねぇ』
『あいつらぜってー泣かせてやる』
◆感想◆
◆3年生の先輩が登場
まったく害の無さそうな誠実な先輩が登場しました。3年生は、一人しかいないみたいです。たった一人で入部した一年時代を想像すると、何やら寂しさがこみ上げてきそうです。
そういえば、この先輩が1年の時って、大吾の姉ちゃんが3年生ですね。
◆結構、当たりまくってますよ
仁科はかなり自信を持っていましたので、それなりに実績のあるピッチャーなのだと思われます。その割に、パカスカ打たれまくってますよね。守備と運に助けられていますが。
何故、女子なのにこんなに打てるのか?
①野球を真剣に勉強した大吾が指導した
②小学生時代に活躍した女子の集まりだった
③卒業した先輩がしっかりとした指導を行ってくれていた
何にしても、中途半端な気持ちで野球をしている人物であるなら、絶対に打てないと思います。真剣に野球に取り組んでいるのは間違いなさそうです。
◆低すぎる大吾の身長の意味は?
3年の先輩と比べると、やはり大吾の低さは際立ちます。低いにもほどがある、低さですよ、これは。
では、何故に作者はこんなに大吾の身長を低くしてしまったのか?
①体が小さくてもこんなに活躍できるんだぞと言うことを表現したい
②作者的に高校生からでかくする考え
そういえば、20年ほど前に『砂漠の野球部』という漫画作品がありましたよね。メジャーと同じ週刊少年サンデーで1995年から2年間連載されていました。
この作品では、主人公は前半は天才ピッチャーとして表現されていましたが・・・・・たった一年で19cmも身長が伸びてしまい、今までのようなピッチングがまったくできなくなるという悲運な話になってしまいました。
このような感じで、『肉体の成長でスランプに陥る』話をもってくる・・・という可能性も考えられるかもしれません。
そもそも、前作のメジャーでは『主人公の能力がメチャクチャ凄い』を表現してきたわけですから、今回のメジャー2では、同じ路線はいかないという事なのだと思われます。
もしかしたら意表をついて
大学野球
→社会人野球
→プロ野球
→メジャー
という路線も考えられるかもしれません。大吾の苦難の道は続く?
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作者は大谷に触発されて描き始めたらしいので、大吾がいずれ吾郎並みかそれ以上に成長するとすると、成長痛に苦しんだダルビッシュをなぞる気なのかも
後は、スラムダンクの河田のように、小さいうちに基礎と繊細な技術と思考力を徹底的に身につけて、身体の成長によってパワーとテクと思考力を兼ね備えるスーパープレイヤーにするのかな
だとすると、同年代離れした強靭な身体で無茶な猛練習をこなし、小学生からエースで四番の立ち回りを堅持した吾郎とは、真逆の成長ストーリーになるだろうな
小さいうちは名脇役止まり、大きくなり始めると今度は満足にプレイできないで高校まで無名に終わり、ようやく身体が仕上がった大学で花開くとか
大吾に二刀流やらせるとするなら、復帰してピッチャーとして大活躍した光が、ドクターストップで断念することが動機になりそう
代わりに世界一のピッチャーになってやるってね
この作者の昔の作品で高校のバレーボールのやつがあったけど、あれもやはり主人公の背が低かったね。
でも、最終回では同級生のエースと並ぶくらいの身長まで(たった半年程度で)急成長してたから、大吾もそのパターンじゃないかな。大器晩成型ってやつ?
いよいよ試合始まりましたね
中学になった大吾のプレー楽しみです
睦子のピッチャー?果たしてどれくらい
なのかも楽しみです
最後に現れた先輩出番あるのでしょうか
きになります
いつも楽しく読ませていただいてます。
大吾の身長についてですが、これ145cmぐらいしかないですよね( ̄▽ ̄;)
靴のサイズも先輩と比べると小さそうなので23cmぐらいしかないんですかね…
という想像をしながらいつも読んでいます(笑)