◆前回のあらすじ◆
千代姉は『自分では打てない』と判断し勝負を避けようとします.。しかし、それを見た千里は怒ってゲキを入れ、やる気を出させようとします。タイムをし大吾のアドバイスを聞いた千代姉は、久しぶりの野球だったにもかかわらず相手ピッチャーのスライダーをセカンドの頭上を越えるヒットにします。これでツーアウトでランナー1、3塁。チャンスを広げます。
なかなか抑えることができないことから辻堂のピッチャーは集中力が切れ始め、ストライクが入らなくなってきました。辻堂のコーチは『マリオ』というピッチャーに準備をするよう指示を出します。
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◆メジャー2nd◆
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◆現在の試合状況◆
練習試合
『風林学園』VS『辻堂』(10点ハンデ戦)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
風林 | 10 | 2 | 12 | |||||
辻堂 | 0 | 0 |
風林中の流れ
2回表、ツーアウトでランナー1、3塁でバッターは1番の千里。一塁線への強打をファーストがはじきました。3塁ランナーが戻ってきて13点目(10点はハンデ)。
千里は千代姉にゲキを入れてましたからね。ここで結果を出さなければカッコが付かない、と言ったところでしょうか。
そして、ポカスカ打たれる辻堂のピッチャーは制球が定まりません。2番の太鳳をフォアボールで歩かせてしまいます。これでツーアウト満塁に。
風林中、イケイケムードです。もうこのピッチャーダメですね。
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A組とB組
ここで辻堂はタイムで時間稼ぎをし始めました。どうやらピッチャー交代をするため、投手にブルペンで肩を作らせているようです。
風林中には『タイムが長い!』とマイクで文句言っていたのに、自分たちはそれれ以上のことをしてくるとは。かなり問題です。
そして、ここで登場してきたのが・・・・・おそらく日本人ではない『マリオ』という投手。
マリオ
『ププ、不調だってよ』
『岡の実力はこんなもんだろ』
キャッチャー井之上
『オイ、先輩だぞ、マリオ!』
マリオ
『井之上さんも俺の「マキュー」ちゃんと捕ってくれよ』
マリオはかなり言いたい放題の性格のようです。でも、岡が打たれた原因が『投球フォームのクセ』であることを見抜いていたことから、真面目に野球に取り組んでいるタイプなのだとは思います。
ここでわかったことは・・・・・
・ピッチャー岡は2年生でB組
・キャッチャー井之上も2年生でAとBを往復
・マリオは1年生でサウスポー(たぶんA組)
つまり、今回、風林中が相手をしている辻堂は『B組』である可能性が高いです。女ばかりのチームだからA組を使うまでも無いと判断されたのかもしれません。
エースのマリオ
マリオがマウンドに上がり、試合再開。
ツーアウト満塁でバッターは3番の沢。マリオの初球は・・・・・デットボール。これで押し出しの14点目となります。
マリオ、相手が女と言うことで集中力にかけていたのかもしれません。ある意味、女の方が油断があって風林中にとっては有利かもしれません。
そして、4番の大吾。マリオの投球は・・・・・ストライク。これはまた新しい表現ですね。『超速い』といったところでしょうか。かなり厄介そうな相手です。
そういえば、先日、バッティングセンターに行ってきました。初めてのバッティングセンター。行ってみて驚きましたね。なんと『時速170km』の投球マシーンがあったんです。まさかこんなプロよりも速いボールをバッティングセンターで体験できるとは・・・・・。
かつてイチローは小学生の時から『時速150km』の投球マシーンで練習していたと聞きます。こんなすごい投球マシーンが普通にあるのであれば、イチロークラスのバッターがどんどん生まれてくるのではとも思えて来ます。
おそらく、今回のマリオの投球は中学一年生ですから『球速120km』くらいだと思います。肩があったまってきたら『125km』くらいは出せるのでは? もし大吾たちが当たり前のように170kmの投球マシーンで練習しているなら対応できる、かもしれない!? まぁ、そう簡単に行くとは思えませんが。
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