◆前回のあらすじ◆
試合でぶつかったことを謝りたかった茂野は、サクラとともに群馬の光の家にやってきます。しかし、家に光はいませんでした。
そこで茂野は光の父親である寿也と出会います。そして思いもよらなかった光の現状を聞かされます。光はずっと入院しており、意識が回復して以降も首から下が動かせない状態になっていたのです。
自分のせいで光が大変なことになってしまった。茂野は責任を感じます。
それから2ヶ月後、光がどうなっているのか連絡は来ていません。茂野も自責の念からずっと生気の抜けてしまったかのような状況が続いています。
そんなある日・・・姉のいずみの元へ『明日帰る』という父親からのラインが届くのでした。
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◆メジャー2nd◆
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25話(33話・34話・35話・36話・37話・38話・39話・40話・41話・42話)
イズミは横浜星倫高校を受験する
イズミが通う私立風林学園中等部。
体育の授業で走り幅跳びの測定が行われています。
いずみの記録は4m62cm。陸上部並みの記録です。
友達から『陸上部にはったら?』と言われますが、イズミはもちろんそんなつもりはありません。
イズミ
『あたし女子の硬式野球部がある』
『横浜星倫を受験することにしたから』
『やっぱり野球はまだやめられないや』
風林は中高一貫校なのですが、イズミはどうしても野球を続けたいと考えています。
女子の体育の授業を覗く不審者が・・・!?
なにやら先ほどから女子の授業をジッと見つめている不審者がいることに生徒たちは気が付きます。
最近、この一帯で変質者が出回っているという噂があるため、生徒たちはおびえます。
イズミがその男の方を見てみると・・・・・それはイズミのビッグダディでした。
先生
『おい、ちょっとお前!』
そういって先生が駆け寄っていくと・・・・・ビッグダディは何故か走ってその場を去って行ってしまいました。
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大吾を元気づけるサクラ
放課後。
大吾は一人学校を後にします。それを追いかけてくるサクラ。
サクラ
『ねえ、さっき先生から聞いたんだけど』
『茂野君も風鈴学園受験するんだって!?』大吾
『あ、ああ、一応ね』
『受かるかどうかわかんないけど』
サクラも風林を受けることにしているため、受かればまた同じ中学となります。
サクラ
『そーいや、お姉さん』
『野球部のキャプテンやってるんだっけ!?』
野球の話をふられて、少し間を置く大吾。
大吾
『3年だからもう引退したよ』
『俺たち入ってももういねーし』
それを聞いて、サクラはガッカリします。女子の先輩がいれば心強いと考えていたからです。
野球の話をしても無関心な大吾。まだ光のことを気にしているのです。
そんな大吾をみて、サクラは大吾を励まします。
サクラ
『あれは茂野くんのせいじゃないし・・・』
『そんな姿の茂野くんを光くんだって喜ぶわけ・・・』大吾
『無理だよ!』『言うなよ・・・・・!』
『俺の前で二度と』
『野球の事も、ヒカルの事も言うな!!』『俺はもう野球なんか』
『誰が何と言おうがやらねーんだよ!!』
光は自分と衝突して体が不自由になってしまいました。にもかかわらず、自分だけ野球を続けるだなんて、大吾には到底考えられないのです。
帰って来たおとさん
そんな大吾の前に現れたのが・・・・・台湾で野球をやっている大吾のおとさん(吾郎)でした。
吾郎はシーズンが終わって帰って来たのです。
家に帰ってもママが出かけていて誰もおらず暇であったため、イズミの学校を覗きに行き、そして今こうして、息子の吾郎を迎えにやってきたと言うわけです。
吾郎
『元気にしてたか、大吾?』
久しぶりに会ったおとさん。すると、大吾は自然と涙があふれてくることに気が付きます。
大吾はそのまま無言でおとさんの前を走り去っていきました。なぜ涙があふれてきたのかはわかりませんが、ただ、おとさんに涙を見せたくはなかったのです・・・・・。
吾郎
『家まで競争か!』
『望むところよ!』
『なめんな、まだまだお前らには負けねーっ!!』
そう言って、吾郎は大吾を軽々と抜き去って行ってしまいました。
寿也に連絡
茂野宅にて。
夜、皆が寝静まった後、吾郎は寿也に連絡を入れます。
◆感想◆
久しぶりの吾郎の登場となりました。見た目の雰囲気はまったくかわっていませんでしたね。まぁ、寿也もそうでしたから、妥当と言えば妥当だと思われます。
どうやら、吾郎は光の入院の事を知らなかったようですね。まぁシーズン中ですから、心配かけないよう連絡を入れていなかったってことなのだと思われます。
それにしても・・・・・感動の再会とはいきませんでした。何だかお笑いの再会となってしまいました。これでよかったのかなぁ(笑)
個人的な予想はこんな感じ。
———-
大吾が家に帰ってくると、おとさんが帰ってきていました。おとさんをみて、大吾は今までこらえていたものが一気にあふれ出してしまいます。
大吾
『おとさん!!』
大吾はおとさんの胸の中で、いつまでもいつまでも泣き続けました。
———-
ありきたりすぎるという事ででしょうかねぇ(笑)。
次回、吾郎は寿也と会うことになりそうですが・・・・・2ヶ月たった光の容態がどうなっているのか、気になるところです。
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