◆前回のあらすじ◆
台湾野球のシーズンが終わり、日本に戻って来た吾郎。
吾郎は家に戻っても誰もいないため、暇つぶしにイズミの体育の授業を見学。そして、大吾を迎えにやってきます。
大吾は久しぶりのおとさんとの再会と、光を入院させてしまったことが重なり、こみ上げてくるものが・・・・・。涙を見られたくないと思った大吾は走ってその場を後にします。
夜、事情を知った吾郎は、携帯で寿也に連絡をいれます。近いうちに会えないか・・・・・と。
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◆メジャー2nd◆
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大吾のおとさん『茂野吾郎』
大吾の父親の名前は『茂野吾郎』。
高校卒業後にアメリカへ。以降、3Aからメジャーへ。日本代表にも選ばれて活躍しました。
しかし、左腕を選手生命にかかわるほどの大怪我をしてしまいます。投手としてやっていくには絶望的な状況。日本に帰国することになってしまいます。
しかし、吾郎はそれでもあきらめず、自分の父親がそうであったように、投手から打者へ転向。日本のプロ野球界で復活を果たします。
そして、42歳になった今現在でも、台湾のリーグでプロを続けています。
吾郎とイズミのキャッチボール
パン! パァン!!
朝から、庭でキャッチボールの音が鳴り響きます。
台湾から帰って来た吾郎が、娘のイズミとキャッチボールをしているのです。
吾郎
『おー、だいぶ余裕で捕れるようになったじゃんか、イズミ』
大吾はキャッチボールをしている音が気になって仕方がありません。
受験勉強を口実に、キャッチボールを辞めてほしいと言い出します。
大吾
『こっちは受験勉強してんだよね』
『やめてくんないかな』
そういう大吾でしたが、吾郎の方はまったく気にしません。
吾郎
『おー、起きたのか大吾』
『お前もグラブ持って降りてこい!』
『みんなでやろう』
しかし、大吾はそれを聞き入れません。『もう野球をやらない』と言って、窓を閉め部屋の中へ戻っていきます。
本当は大吾も野球をしたくてたまりません。父親に自分の成長した姿を見てほしいのです。
しかし、光と衝突し怪我をさせてしまった事が頭を離れません。どうしても責任を感じてしまい、野球をやることができないのです。
大吾は悔しくて、悲しくて、一人部屋で涙を流します。
光との2か月ぶりの再会
それから数日後。
大吾
『家族でお出かけ~っ!?』
中学受験をまじかに控えているにもかかわらず、いきなりの家族ドライブを告げられる大吾。
母親曰く
『あんたが落ち込んでるから』
『おとだん気を使って計画してくれてんのよ!』
『文句言わずに行くの!』
納得のいかない大吾でしたが、嫌々車に乗せられてしまいます。
そして、しばらく車に乗って、連れてこられた場所は、見慣れない建物でした。
ずっとおちゃらけていた雰囲気だった吾郎でしたが、ここに来て、大吾に真面目な話をし始めます。
吾郎
『いろいろとママから聞いてたよ』
『2ヶ月間、ずっとつからかったな、大吾』『俺もこう見えて野球やめたくなったことはあるんだぜ』
『俺のおとさんが死んだときとか』
『肩を壊した時とか・・・何度もさ・・・』
吾郎
『野球は楽しいもんなんだ』
『つらい思いしてまでやることなんかない』
『お前もおとさんみたいに』
『野球が好きならまたそのうちやりたくなるさ』
吾郎はそう言いますが、大吾はうつむいてしまいます。やはりどうしても光に怪我をさせてしまったことを乗り越えることができないのです。
大吾
『俺はならない・・・』
『俺はおとさんみたいに強くない・・・』
そんな大吾に、吾郎は言います。
吾郎
『友達が許してくれてもか?』
目の前の建物から車いすに乗った一人の少年が現れます。
『光』でした。車いすに乗っていて、首を固定されている状態ではありますが、自分一人の力で車いすを動かしているのです。
◆感想◆
久しぶりの光の登場です。
87話では一週間たっても『首から下が動かせない』という状況だと言ってましたが、2ヶ月でだいぶ回復してきたようです。
もしかしたら、そこまで酷い状況ではなかったのかもしれません。または、子供だから回復しやすいという事なのかもしれませんね。
おそらく大きな建物はリハビリ施設だと思われます。そこで体を動かすためのトレーニングをしているんだと思います。
首はまだ安静にしていなければならないのか、コルセットで固定されています。
腕は両方ともまともに動くようですね。左腕を動かすシーンばかりですが、右腕もしっかりとタイヤの方へ行っています。もし右腕が思うように動かないのであれば、右腕はタイヤの方ではなく、膝の上に置かれているでしょうから。ですから、左半身や右半身の不随の部類ではないと思われます。
車いすに乗っているので、下半身がどうなのかというのが心配な所。
ネットで調べた感じですと、リハビリで何とか回復できる可能性も十分にあるようです。
◆全身不随・半身不随になった芸能人まとめ
https://matome.naver.jp/odai/2137995573986426301?&page=1
元気な顔が見れたことですし、何とか回復を願いたいところです。
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