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【メジャー2】第11巻94話(5人野球2)一年生チームの攻撃回【ネタバレ感想】

◆前回のあらすじ◆

実力至上主義を主張して、先輩たちを無視する推薦組の一年生達。そこで大吾はその考え方を受け入れ、では5人VS5人の変則試合をしようと提案します。

先攻は上級生チーム。一年のピッチャーは推薦組の自分の球を女子なんかが打てるはずは無いと自信をもって投げます。しかし、1番バッターの相楽はバットに当ててきました。内野フライです。続くバッターは睦子。当たりそこないではなく、完全にミートさせます。しかし、内野手の好守備に阻まれ、アウト。3番は沢。沢は仁科のボールを芯でとらえて打ち返しますが・・・・・、ピッチャーライナーで、スリーアウトチェンジです。

3人で抑えたとはいえ、3人全員から前に打ち返されたことにショックと怒りを感じる仁科たち一年生は、攻撃で見返すことを決意するのでした。

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1回裏、1年生チーム1番の菅原

1回表を3人0点で抑えられてしまった上級生チーム。

次は、1年生チームの攻撃です。

1番は体の小さい菅原。

1球目は様子見で見送ります。ストライク。100km/hも出ていない投球であるため、打ちごろの球であると1年生たちは判断。

2球目は打ってきました。サードゴロです。

しかし、サードの関鳥がエラー。ノーアウトでランナーを許してしまいます。

大吾の頭脳プレー

ノーアウトでランナーが出てしまったこの場面で、大吾はファーストの沢に口頭で指示を出します。

大吾
『あー沢さん』
『一塁つかなくていいよ』
『次左打者だしセカンドががら空きに』
『なるから、そこはいい』
『盗塁されやすいけど』
『この5人野球じゃ仕方ないよ』


『はーい』

それを聞いていた1年生たちは、盗塁し放題だなと判断。1塁ランナーの菅原も大きくリードします。しかし、いきなりピッチャーの睦子は1塁に牽制。いないはずのファースト沢が戻ってきていました。

1塁、牽制でタッチアウト。

仁科
(ファーストはケアしないフリしといて)
(こっそりサイン出してやがったのか)
(このチビキャッチャー)
(おとなしい面してこぎたねぇマネしてくれんじゃねーか!)

2番サード北大路

2番はサードの北大路。

速くもない打ちごろの球を狙いすまして打ちますが、ミートしません。ワンバウンドしピッチャーの頭上を越えていきます。

それをショート相楽がとってファーストへ。

千葉
『あのショートうめえ!』

3番ピッチャー仁科

ワンナウト、ランナー1塁という場面で、バッターはピッチャーの仁科です。

仁科
『女だらけのチャラついた』
『野球サークルかと思ったが』
『思ったよりはやるじゃねーか』
『さっきのピックオフなんて』
『かなり連係やってねーとできねぇプレーだ』

一定の評価を示す仁科。大吾としても先輩として尊重してくれるならこんな勝負はしなくていいんだけどと提案しますが、仁科にはそんな考えはありませんでした。

仁科
『うぜーだけの上級生なんざ邪魔なんだよ!』

そう言って、仁科は睦子のボールを強打します・・・・・が、ピッチャーゴロになってしまいます。

ダブルプレーでスリーアウトチェンジ。一年生チームもまた1回は0点に抑えられてしまいます。

大吾のアドバイス

ミートしたはずなのに打ち損じてしまっている仁科は愕然としてしまいます。

そんな仁科に、大吾はアドバイス。

大吾
『君たちのレベルが高いのは見てもわかる』
『でもキミたちがこの前までやってたのは』
『少年野球なんだよ』

『少年野球と中学野球の大きな違い・・・』
『君たちは変化球への対応が』
『まるでできてないんだよね』

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◆感想◆

◆太すぎる関鳥さん

 ▲個人的な予想体重

これはいくら何でもデカすぎですよ。

私の小学生の頃の友人にこれくらいの体格の人がいました。小学6年生で80kgほどありましたねぇ。

女子とは言え、中学2年生でこの体格なら、やはり80kgはあると思います。それ以外は、こんなところでしょうか。

◆3年生の丹波先輩

審判として試合に参加することになりました。

それにしても、小さい大吾や女性部員ならともかく、体格の大きい3年の先輩に対してまで礼儀が無いとは困った1年生たちです。

とはいえ、『今どきの若い奴』だなんて、中3の台詞とは思えませんね(笑)。生徒会長をやっているというだけあって、なかなかにメンタルの発育した15歳のようです(笑)。

しかもノリノリ(笑)。なかなか好感の持てる先輩です。

◆『ワンダン』と『ピックオフプレー』

15年以上前のプロ野球をよく見ていましたが『ワンダン』という言葉は聞いたことがありません。最近の野球などではよく使われる言葉なんでしょうかねぇ?

ワンダン・・・ワンナウト
ツーダン・・・ツーアウト
スリーダン・・スリーアウト

という意味だそうです。

『ピックオフプレー』というのは『相手の裏をついて送球でアウトにするプレイ』のことのようです。ですから、色々なパターンがあるようですよ。

ネットで紹介されていた説明によりますと
・ノーアウト、ランナー1塁の場面
・バッターは送りバントの構え
・ファーストは前進守備でピッチャーが投げると同時に前へ
・1塁ランナーはファーストが前進守備なので油断して大きくリード
・セカンドが1塁に入り、キャッチャーが送球、タッチアウト
という流れでした。

基本、1塁にはファーストが入りますので、1塁ランナーはファーストだけ見てリードするものです。その裏をついて、セカンドがファーストに入っていて・・・・・というプレイですね。

今回の大吾が指示した作戦も、言葉で相手を油断させておいて、実は見えないところでサインを送り、裏を突いたってことのようです。

大吾、しっかりと野球を勉強してきたようです。

◆睦子は変化球を投げていた

一年生チームが打ち損じてしまっていたのは、ピッチャーの睦子が『変化球』を投げていたからでした。

ということは・・・・・もちろんストレートはもっと速いという事になりますね。もしかしたら、睦子のストレートは仁科よりも速いという事なのかもしれません。

最終的に仁科にとどめを刺すのは『仁科よりも速い睦子のストレート』だと予想してみます。

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