◆前回のあらすじ◆

台湾プロ野球のシーズンオフで日本に戻って来た大吾の父親、吾郎。

吾郎は大吾をキャッチボールに誘いますが、大吾はそれを聞き入れません。光のことが気になって野球をやる気になれないのです。

次の休日、吾郎は大吾をドライブと称して群馬に連れていきます。着いたのは大きな施設の駐車場。施設の扉から出てきたのは、首をコルセットで固め、車いすに乗った光でした。

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◆メジャー2nd◆

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最新『メジャー2nd』

リハビリテーションの光

父親の吾郎がつれてきたのは、群馬にあるリハビリの病院でした。光はそこでリハビリをしていたのです。

光の体が動かなかったのは最初の2週間のみ。以降、上半身のマヒはとれて、今現在は車いすでリハビリ施設に通えるまで回復していました。

大吾
『お・・・俺に怒ってないの、光・・・?』


『怒るわけないでしょ!』
『あんなの声出さずに飛び込んだ自爆だよ、自爆!』

『大吾くんの方が余裕で間に合ってたのに』
『むしろ僕が邪魔してサヨナラ負けしちゃって・・・』
『だからみんなにも申し訳なくて』
『顔合わせたくなかったんだよ』

そう言って、光は大吾に連絡を入れなかった理由を語ります。

大吾はそれよりも、光が車いすに乗っていることを気にします。下半身が動かなければ野球ができないからです。

大吾
『で・・・でも足は・・・!?』
『足がそれじゃあ、もう野球は・・・・・』

そう心配する大吾に、光は自分の足で立ち上がって見せます。動かないわけではないのです。

そして、光はボールを持ち、大吾にあちら側の壁の辺りまで離れるように言います。


『前に群馬に行った後』
『君に出した手紙で僕、言ったよね』

光は、もう自力で立ち上がり、ボールを投げることができる状況まで回復していました。


『まだ走るまではできないけど』
『僕は中学も野球部に入って復活する!』
『必ず復活する!』


『だから、大吾君も』
『好きな野球を絶対やめちゃダメだよ!』

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サクラに光のことを報告

次の日の学校。

大吾は同じ野球チームだったサクラにも光のことを報告します。

放課後、サクラは久しぶりにバッティングセンターに行こうと大吾を誘います。

おとさんとのキャッチボール

おとさんとキャッチボールしたくて急いで家へ帰ってくる大吾。

しかし、家にはおとさんはいませんでした。おとさんは『中南米のウインターリーグ』に参加するとのことで駅に向かっています。みんなに反対されるのが嫌だったので、相談なしに急に出て行ってしったのです。

それを聞いて、大吾は慌てて自転車でおとさんを追いかけます。

おとさんに追いつき、鞄から取り出したのはグローブとボール。大吾はおとさんにボールを投げてもらい、キャッチャーとして成長した自分の姿を見てほしかったのです。

おとさんは一球投げると、そのまま駅の方へ歩いていきます。

大吾はそんなおとさんの背中を見つめながら思います。

大吾
(俺・・・・・)
(おとさんにはなれないのはわかってるけど・・・)
(ちょっと本気で野球やってみるよ!)

◆感想◆

光の状態はそれほど悪くは無いようです。上半身だけでなく、立ち上がることもできますし、20mほど離れた相手へボールを投げることもできるみたいですね。まだ首は固定しておいた方がいいみたいですが、回復に向かっているようです。本当に良かったと思います。

しかし、大きな事故が起きた割に『大したことなかった』というオチってのも何なんでしょうね。単に大吾を2ヶ月落ち込ませたくらいの意味にしかなっていませんし、ストーリー上、意味を持たない怪我で終わりそうな雰囲気です。何のために用意した『怪我』だったのか、いまいちピンと来ません。

見舞いを嫌がったという光の気持ちはよくわかります。

しかし、寿也の対応はどうなんでしょうね? 大吾に『首から下が動かせない状態』と言っているわけですし、それを聞いて大吾がかなりショックを受けているのも見て知っているわけです。大吾だけではありません。大吾の家族も、野球のチームメイトも、その他大勢の方々も、心配しているってのはわかっていなければおかしいはずです。

にもかかわらず、こういった理由で誰にも報告していないだなんて・・・・・。大人として、常識として、その対応はどうなんだろうと疑問を感じずにはいられません。これが『野球バカ』というものなのでしょうか?

私の中で、寿也の離婚原因は『一方的に寿也の方に問題があった』というのが決定事項になってしまいました。

そして、この顔である。

おとさんも何余裕かましてるんですか? おとさんの未来もかなり危ういものだと予想できます。中学生編か高校生編では、大吾の苗字が変わっている可能性も十分考えられそうです(適当)。

中南米に向かうため、駅へ向かった吾郎。何故に徒歩なのか? 吾郎くらいの金持ちなら当たり前のようにタクシーを使いそうですが・・・・・。

・・・財布の紐にぎられてるのかな?

後、公園でキャッチボールをやるのは、ほとんどのところで禁止だと思います。その点、皆さんは注意して下さい。

次回から中学生編とのことです。前作は中学3年生からのスタートでしたから吾郎はかなり成長した姿でした。本作も中学一年とかではなく、三年くらいから描いていくのかな? 小さい大吾は今回で見納めかもしれません。

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