◆前回のあらすじ◆
夏合宿3日目の練習が終わり、夜、沢村の部屋にみんなが集まりゲーム大会。1年、2年、3年と学年など関係なく和気あいあいと交流を深めあいます。
夏合宿最終日となる4日目。朝からバテバテの一年生たち。二年生たちも疲れからくる眠気に悩まされますが、沢村は追試にならないよう捨て身で勉強に集中。それを見た降谷も必死になって授業に集中します。監督室では監督が土日の練習試合の先発をコーチとキャプテンに報告。強豪の九重戦は沢村が先発だと発表されます。
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◆ダイヤのA act2◆
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1球バッティング
御幸は3年生だけを集めて、成宮のことを伝えます。
御幸
『ウチの打線が成宮のチェンジアップをとらえるのは難しいと思う』
アメリカ代表との練習試合で成宮のピッチングをキャッチャーとして体感し、そう確信したんでしょうね。どうやら相当にヤバいようです。
しかし、こういった情報を得られただけでも青道にとってはラッキーでした。少なくとも対策はできますので。
ということで行い始めたのが『1球バッティング』という練習。
・ワンナウトランナー1、2塁
・カウント2-1
などと決めておく打撃練習のようです。確かに『1打席』で練習するよりも『1球だけ』で取り組むほうが集中した練習になるような気がします。
倉持は『スイッチヒッター』でしたが、現在は左打者に専念しています。その影響もあってか、打撃成績が良くなっているようです。以前、落合コーチに左に専念するよう言われていましたね。本人は嫌がっていましたが。これは落合コーチの指導が正しかったと言えそうです。まぁそれよりも『倉持が素直に受け入れた』ことが一番大きかったと思いますけどね。不満たらたらで練習しても結果は出ないでしょうし。
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打撃陣に課題
倉持としては1~3番でしっかりと仕事して、4番でキャッチャーでキャプテンの美幸に楽させてあげたいと考えているようです。御幸に苦労させてしまっている分、自分たちにできることはやって、肩代わりしてあげたいんでしょうね。
そうなんですよね。4番が怖くても5番がたいしたことなかったら4番は敬遠されてしまいますから。『5番も勝負を避けたい』くらいの選手であることが理想です。前園もそれがわかっているので、必死に汗をかいています。
沢村が入学してすぐの青道は
『バッターはいいけどピッチャーが良くない』
というチームでしたが、この世代は
『ピッチャーはいいけど、バッターが打ててない』
となってしまっています。まぁ降谷はまだ不調の部類かもしれませんが、全体的には逆になってしまっている印象を受けます。でも、去年の3年生たちに比べてそんなに劣っているとは思えないんですけどねぇ・・・・・。
監督
『まだ足りんな・・・・・』
監督としては何が足りないと感じているんでしょうかねぇ? やっぱりメンタル面かな? 頑張っているように見えますが、過去の先輩方の頑張りを見てきた監督なだけに、比べるとまだまだ足りないところがあるってことなのかもしれません。
地獄ノック
バッティング練習の後は『監督ノック』。『PM5:00』と表示されているくらいですから、結構、長時間ノックが続くのだと思います。・・・2時間くらいかな?
監督
『9人の野手でカバーする範囲』
『それこそがそのチームの防御力』
『個々のレベルが上がれば、チームが強くなる』
なるほど。ごもっともです。
確か、この日が夏合宿の最終日です。最終日にして最高の地獄がやってきたってところでしょうか。
・・・・・奥村、生き残れるのか!?
サンデー、マガジン更新作品
当ブログにて毎週水曜日に更新している4作品です。
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