◆前回のあらすじ◆

土曜日の練習試合。2試合目の先発は降谷。しかし、立ち上が良くなく、1、2回に計2点を入れられてしまいます。それでも冷静なピッチングを行った降谷を御幸は高く評価。打線もしっかりとつながり、試合は9-5で勝利します。しかし、1年生の奥村と由井は結果を出せませんでした。

その日の抽選会。第2シードの青道はCブロックに。一番注目を集めていたシードになっていない選抜ベスト4の薬師はDブロックとなります。準決勝はおそらく市大三高か薬師のどちらか。決勝は稲城実業が最有力。トーナメント表を見て気持ちを高める選手たち。しかし、よくみると1回戦で当たりそうな相手チームの中に片岡監督の恩師が監督を務める『由良総合』高校が・・・・・。

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◆ダイヤのA act2◆

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最新『ダイヤのA act2』

九重高校との練習試合

強豪校の九重高校との練習試合。先発を任された沢村。先輩たちが『九重高校で先発をやる奴が背番号1になるのでは』といった話をしているところを立ち聞きしてしまっていたため、沢村もいつも以上に意識して硬くなってしまっているようです。

沢村の目標は『9回まで一人で投げぬく』ということ。御幸も沢村の気合が入っている理由を察しているようです。

気負っているし、夏合宿の疲れもあるためベストピッチングは難しいのではと思えましたが・・・・・いつも通りの良いピッチングでした。

◆試合結果◆
・4-2で青道の勝利
・沢村は8回完投、7安打、2失点

強豪校相手でこれですから、完ぺきに近い内容だったのではと思えます。

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小野先輩のアドバイス

夏合宿、奥村少年は体力的に一番ついていけず、しかも最後の監督からのノックから外されてしまいました。まぁ一年生全員ですが。そのことで落ち込み気味の奥村の気持ちを察したのか、小野先輩が声をかけてくれました。

どうやら3年の美幸も、2年の小湊も、1年の時はノックから外されてしまっていたようです。なるほど、それならダメ出しされたってわけではないってことですね。

そして、ブルペン捕手にもやることが多いと教えられます。

奥村は正捕手のことばかり考えすぎて視野が狭くなっていたのかもしれませんね。小野先輩の助言で『自分が今やるべきこと』を気付かされたようです。裏方も重要なんですねぇ。

奥村は御幸に『正捕手を奪う』みたいなことを宣言していただけに、正捕手のことだけしか考えていなかったのでしょう。奥村、やっと目を覚めたってところでしょうか。

エース背番は沢村か? 降谷か?

夏の大会の開会式が7月5日(土)からとなります。後10日後くらいですね。背番号の発表はそろそろかなぁと思っているのですが、果たしていつになることやら。可能性としては一週間前の土日あたりでしょうかねぇ。

強豪校を相手に好成績を残し続けた沢村。昨日の九重高校との試合も完投しました。落合コーチも高く評価しています。

しかし、今までエースだった降谷をエースの座から降ろすとなると降谷がどういった影響を受けるかわかりません。精神的につぶれてダメになってしまう可能性も考えられます。

そして、チーム内外にも影響を与えかねないと。例えば、『青道は降谷がエース』であることは周知の事実です。しかし、今回『沢村がエース』となれば、他校に衝撃が走ると思います。そして、今まで以上に青道を警戒して情報収集をし青道対策に力を入れてくるかもしれません。そうなれば、青道にとっては大きなマイナスです。

ですから、安定を考えるなら『少しずつ調子を上げてきた降谷』をそのままエースにしておく方が確かに良いような気もしますね。落合コーチ、冷静な判断だと思います。

しかし、降谷や沢村などの当の本人はどう思うでしょうかね? 沢村は落胆すると思います。まぁ沢村ならそれを乗り越えてさらに頑張るとは思いますが・・・・・問題は降谷の方だと思います。降谷も『沢村の方が自分よりも活躍している』ことはわかっています。それでもなお自分がエースとされても降谷自身もなかなか納得できないのではないでしょうか。

なかなか難しいところだと思いますが・・・・・ピッチャー経験者である片岡監督は、色々と検討したうえで最終的に沢村をエースに選ぶのではないかなという気がします。

サンデー、マガジン更新作品

当ブログにて毎週水曜日に更新している4作品です。

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よければご一緒にどうぞ。

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