◆前回のあらすじ◆

7回裏、青道高校の攻撃。ツーアウトランナー1、3塁の状況でバッターは4番の御幸。柳楽の創聖ツーシームをセンターに打ち返し1点追加。さらに8回裏には一年の由井が代打で登場。右中間へのツーベースヒット。1塁ランナーが戻ってきて1点追加。7-1となります。

ピッチャーの降谷は8回まで投げ切り1失点。9回からは川上が投げ3人をキッチリとおさえ試合終了。青道高校が準決勝へと進みます。

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◆試合終了◆

創聖高校VS 青道高校

創聖 0 0 0 0 0 1 0 0 0 1
青道 0 0 1 0 0 4 1 1 7

試合終了

7-1で青道高校が創聖高校に勝利。

今までの試合はずっと『コールドゲーム』でしたが、今回初めて9回まで戦いましたね。それだけ青道が強いってことと、今回の創聖高校が強かったってことを表現しているのでしょう。まぁ『7-1』は十分大差ですが。

まずは次

奈良
『まずは次・・・頑張れよ』

奈良は御幸の手を握りこう言います。

そこに込められた思いは『一つ勝つことがどれほど大変であるかがわかっている』ってことでしょうね。簡単な気持ちで『優勝しろよ』とはなかなか言えないってことなのだと思います。

手のひらが熱い

試合中、奈良はずっと『握りこぶし』で応援していたのでしょう。それだけこの試合に全力で挑んでいたってことです。

その熱意の強さを『手のひらの熱さ』で御幸は感じ取ったのだと思います。

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先輩たち

試合が終わり、青道ナインたちは応援に来てくれていた先輩たちの元へ。

小湊亮介

小湊亮介(春市の兄)
『いいコンビになってきた』
『正直悔しかったよ』

春市と倉持の連携プレイに最高の言葉を送ってくれました。

小湊亮介
『大学の先輩がぬるくてさー』
『今、めちゃくちゃトラブってる』

いやぁ、気の強い性格みたいですからね、この先輩は。どうやら大学の先輩たちとうまくいっておらず、試合にもあまり出してもらえていないようです。

とは言え、四年生大学の1年生でしょうから試合に出してもらえないのは仕方がありません。少しでも出してもらえるとしたら、それだけ優秀だと評価されてるってことなのだと思います。

何でトラブっちゃったんでしょうね? 『ぬるい』ってことは『先輩たちの志が低い』と感じてイラついたってことなんでしょうかねぇ。

クリス先輩

クリス先輩が試合を見に来てくれましたが、沢村は投げる機会はありませんでした。次の準決勝は先発予定。クリス先輩はその試合も見に来てくれるとのこと。沢村にとっては心強い応援です。

沢村はクリス先輩にベンチ入りした3人の一年生を紹介。なぜ一年生を紹介しようと思ったのか? 後輩たちの人脈づくりを考えてあげているってことなのかな?

沢村は同部屋だった『増子先輩』にも入れ替わりで入ってきた一年『浅田』を紹介しています。何にしても『沢村は面倒見がいい』ということなのでしょう。

これはもしかしたら『キャプテン沢村』の布石なのかもしれません。

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