【ダイヤのＡ act2】249話（市大三高26）：４番の御幸

◆前回のあらすじ◆

ツーアウトランナー３塁の場面で、バッターは３番の白州。カウント１－１の後の３球目を白州はセンター方向へと打ち返します。ショートが飛びつきますがとどきません。センターが前進してきますが、とどきませんでした。センター前ヒット。三塁ランナーが戻ってきてホームイン。青道、これで１－１の同点です。

ツーアウトランナー１塁の場面で、バッターは４番の御幸。観客席のブラバンはここで卒業した『結城哲也』先輩の曲『ルパン三世』を流し場を盛り上げます。

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◆現在の試合状況◆

市大三高VS 青道高校

	１	２	３	４	５	６	７	８	９	計
市三	0	0	0	1	0	0	0	0		1
青道	0	0	0	0	0	0	0	1		1

８回裏、ツーアウト１塁で、４番の御幸。

同点に追いつき、４番の御幸

同点に追いつき、ツーアウトでランナー１塁という場面。バッターは４番の御幸。どうやらここまでノーヒット。活躍できていませんね。

打席に立つ時の曲が変わったせいか、御幸はどうやら気分転換ができたようです。

天久
『やろ・・・さっきまで鬼の形相だったくせに・・・』

先ほどまでの御幸は『打つ！打つ！打つ！！』みたいな心境で力み過ぎていたのかもしれません。それがリラックスできて柔軟に対応できる精神状況になったのでしょう。天久も警戒しています。天久的には鬼の形相の方が勝負しやすいんでしょうね。

１球目：外角低めへのストレート。ストライク。球速151kmと自己最速を出してきました。ボールが浮かずに低めに決められているってことは、天久もまだ体力的に行けそうです。

２球目：外角低めへのストレート。若干外れてボール。

３球目：内角低めへの・・・『スライダー』かな？　外れてボール。御幸、ボールの縫い目まで見えていますね。これはかなり集中できているようです。

４球目：同じく内角低めへのスライダー。御幸はそれを引っ張って・・・ファール。バッテリーとしてはファールを打たせてカウントを稼ぎに来たボールでした。とは言え、御幸はしっかりと見えていますし、ミートさせています。

５球目：天久は打ち取りに来ました。鋭く曲がっている描写なのでおそらく『スライ』です。内角低めに決まりますが・・・・・ボール。やはり御幸はしっかりとボールがみえているようですね。余裕をもって見送りました。

これで３－２とフルカウント。おそらくキャッチャー的には

キャッチャー
『４番の御幸だし、ここは歩かせても良い』
『コースギリギリのボール球で勝負』
『フォアボールなら、５番の前園を打ち取る』

こういった心境だと思います。まぁ、御幸は集中できていて危険であるため、歩かせるのが正しい判断だと思います。しかし、天久は勝負したくてゾーンに投げてしまい・・・・・『カポーン！』と打たれるってことかな！？　現時点ではそういう流れになってきそうな予感です。

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