◆前回のあらすじ◆

青道グランドで行われている2軍の試合では、キャッチャー奥村の活躍が目立っていました。塁から離れすぎていた1塁ランナーに送球でタッチアウト。先輩ピッチャーもうまくリードして、市大桜井打線を抑え込み、6回まで1点しか許していません。

一方、白龍戦の1軍は、均衡が崩れます。『スライダーは狙い球にない』という印象をバッテリーに植え付けることに成功した青道は、この回からスライダー狙いに。白州、御幸、前園、麻生と連続でヒット! この回、2点を入れて3-0とします。

投げては沢村が好投。白龍打線に付け入るスキを与えません。沢村、残すは後2回!

スポンサーリンク

◆ダイヤのA act2◆

5巻37話38話39話40話41話42話43話44話45話46話
6巻47話48話49話50話51話52話53話54話55話
7巻56話57話58話59話60話61話62話63話64話
8巻65話66話67話68話69話70話71話72話73話74話
9巻75話76話77話78話79話80話81話82話83話
10巻84話85話86話87話88話89話90話91話92話93話
11巻94話95話96話97話98話99話100話01話02話
12巻03話04話05話06話07話08話09話10話11話
13巻12話13話14話15話16話17話18話19話20話
14巻21話22話23話24話25話26話27話28話29話
15巻30話31話32話33話34話35話36話37話38話
16巻39話40話41話42話43話44話45話46話47話
17巻48話49話50話51話52話53話54話55話56話
18巻57話58話59話60話61話62話63話64話65話
19巻66話67話68話69話70話71話72話73話74話
20巻75話76話77話78話79話80話81話82話83話
21巻84話85話86話87話88話89話90話91話92話
22巻93話94話95話96話97話98話99話200話01話
23巻02話03話04話05話06話07話08話09話10話
24巻11話12話13話14話15話16話17話18話19話
25巻20話21話22話23話24話25話26話27話28話
26巻29話30話31話32話33話34話35話36話37話
27巻38話39話40話41話42話43話44話45話46話
28巻47話48話49話50話51話52話53話54話55話
29巻56話57話58話59話60話61話62話63話64話
30巻65話66話67話68話69話70話71話72話73話
31巻74話75話76話77話78話・79話・80話・81話・82話)

最新『ダイヤのA act2』

◆現在の試合状況◆

GW親善試合
『白龍高校』VS『青道高校』

白龍 0 0 0 0 0 0 0 1 0 1
青道 1 0 0 0 0 2 0 0 × 3

3-1で試合終了

9回表の白龍の攻撃。

ランナー無しで2アウト。バッターは8番ピッチャーの王野。

王野は沢村の球を強打で打ち返しますが・・・ワンバウンドで、ピッチャー沢村のグローブに。そのまま1塁へ投げて、スリーアウトチェンジ。試合終了です。

白龍は8回にゲッツー崩れで1点を返しましたが、結局その1点のみ。青道は守備も固く、沢村を打ち崩すことはできませんでした。

選抜出場校同士の注目の対決は、青道高校が3-1で勝利となりました。

スカウト達の評価

スカウト達にとっても意外な試合でした。選抜出場校同士の対決であったため、青道の先発は絶対に降谷だと考えていたからです。

意表を突いて出てきた沢村。しかし、この沢村の活躍で青道高校が勝利しました。

『白龍もまさかだったろうな』

『良いピッチャーだよ実際』

降谷の想い

試合終了後、白龍と握手を交わしベンチに戻る沢村たち。

降谷は、今までの沢村の野球に対する熱い思いを思い返しながら、沢村にねぎらいの言葉をかけます。

その言葉を聞いて、驚く沢村。

沢村
『・・・満足してねぇぞ』
『三塁までランナー進まれすぎだし』
『正直バックには何度も助けられた』

『全然、満足してねぇぞ!』

降谷
『・・・・・よかった』

降谷
(どんなにいいピッチングをしようと)
(負けたら意味が無い)
(相手にそれ以上のピッチングをされたら)
(試合には勝てない)

(負けたら終わる)

(だったら一点もやらなければいい)
(相手にスキを与えず)
(ねじ伏せる、圧倒的な力で)

(チームを勝たせてこそエース)
(勝ち続けてこそエース)

(一日でも多く)
(他のチームよりも長く)
(終わらせない)
(僕は僕の使命を果たす)

続く第2試合

20分後に開始となった第2試合。

『青道VS花澤(栃木)』の試合。

青道は、先発の金田が序盤に捕まってしまい4失点。何とか打線がコツコツと得点を重ね、6回に逆転。

最終的には8-6で、青道高校が花澤高校に勝利します。

これで、青道高校はゴールデンウィークの親善試合は4戦4勝と最高の結果で終わらせることになりました。

スポンサーリンク

◆感想◆

◆沢村のピッチング

結局、沢村が完投しましたね。『9回で被安打9、四球1、失点1』という内容。率直に、1失点のわりに結構打たれたんだなぁという印象を受けました。

『ヒットを打たれているけど失点が少ない』ということは、言うなれば『ピンチになっても抑えている』『逆境に強い』『メンタルが強い』というのが、沢村の良さってことなんだと思います。

四球1ってことなので、コントロールもなかなかのものです。

◆降谷と沢村の違いは?

降谷と沢村の特徴を大雑把に表すと

◆降谷
・良い時と悪い時の差が激しすぎる
・最近調子を落としている
・球が速いけど、コントロールは悪い

◆沢村
・ピッチングは安定していることが多い
・しかし、ちょこまかと打たれてしまう
・コントロールがいい

こんな感じになってくると思います。

確かに沢村のピッチングはいいと思うのですが、選抜の降谷の活躍は凄かったですからね。あの時のイメージが脳にこびりついているでしょうし、首脳陣としても、そうそう沢村に背番号1は渡さないと思います。

ここで被安打5の完封くらいだったら評価は高かったと思いますが、ちょっと成績的には寂しいかなと。

まぁ降谷がかなり悪いので、背番号1の可能性はあるにはあると思いますが・・・・・『降谷が調子悪いから』という理由での背番号1ってのは、ちょっと・・・・・ねぇ・・・・・。

◆監督の目が冷たい・・・ような気がする

沢村
『全然、満足してねぇぞ!!』

降谷
『・・・よかった』
『それなら、競り合える』

そう言って去っていく降谷。

それを見ていた監督の目が妙に冷たいように見えて仕方がありません。というよりも、かなりキレ気味の顔に見えて仕方がありません。

監督
(何言ってんだこいつ!)
(俺は怒ってんだぞ!)

と言わんばかりに。

実際の所、71話にて監督から『意味が分からない』とまで言われていますからね、降谷は。それでいて、ベンチに下げられてしまっているという。監督が今までで一番怒っているシーンなんじゃないかなぁと思える場面でした。

それに対しての、降谷、沢村のアノ台詞、そして、それを見つめる監督の目だったわけです。

このシーンをどのように受け止めればいいのか・・・・・、私は答えを出せません。

スポンサーリンク