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◆ダイヤのA act2◆
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◆試合状況◆
春季東京都大会 準決勝
『青道』VS『市大三高』
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | |
青道 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 3 |
市大 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 0 | 0 | 0 | 5 |
3-5で青道高校、敗退
2-5で迎えた9回表。
青道は1点を返しますが、後が続かず、結局3-5で敗退してしまいました。
9回表は、5番白州の内野ゴロの間に1点入れることが出来ました。
3-5。
2アウト、ランナー2塁で6番の前園。
天久は9回まで一人で投げており、かなりバテていました。
2点差とはいえ、前園はパワーのあるバッター。
一発出れば同点です。
初球、前園の得意の内角球!
前園は狙いすましたかのように引っ張ります!
レフトへの大きな当たり!!
しかし・・・・・伸びません。
レフト立ち止まります。レフトフライ!
春の選抜で話題となった降谷から5回に一挙5点をあげた市大三高が、決勝進出を決めました!!
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残された課題
今回の敗因は、完全に降谷でした。
甲子園での活躍から、マスコミからも注目を集めていたのですが、今日のピッチングにはまったくいいところがありませんでした。
問題は投手だけではありません。
初回、立ち上がりの天久から2点を奪ったものの、調子を上げてきてからは手も足も出ませんでした。
9回、バテてきた天久から1点を返すのがやっとというのが現状の青道打線。
今のままで、本当に夏の大会で勝ち上がれるのか?
大きな課題の残る試合となりました。
天久と沢村
通路で天久と沢村が遭遇します。
沢村は一つ年上の天久に会釈をした後、去っていこうとしますが、天久は気さくに話しかけます。
『ここで会えてよかったよ』
『お前に聞きたいことあったんだ』『あれ何? あのボール』
『スライダー? カット?』『打席で見たヤツがボールが消えたって言っててさ』
『俺も打席で見たかったのに投げなかったろ』『どうやって投げてんの?』
『握りは?』
天久が言っているのは、沢村が7回3人目に投げたあの一球。
天久にとっては強く印象の残る一球だったのです。
しかし、沢村は相手にしたくありません。
最後は半切れのタメ口で断る沢村に、天久はライン交換を持ち掛けるのでした。
天久に怒りを感じる奥村
天久と沢村のやりとりを見ていた奥村と瀬戸。
奥村は、あのボールに興味を持つのはわかものの、負けたチームの相手にとる態度ではないと、怒りを感じるのでした。
エースへの強いこだわり
試合後、片岡監督への取材。
試合の明暗を分けてしまったのは『継投の遅れ』であることは片岡監督も認めるところでした。
今までは早め、早めの継投でしのいでいたものの、今回は降谷に任せすぎてしまったのです。
それだけ、片岡監督は降谷へ大きな期待を持っていたことがうかがえます。
勝たなければいけない
全国を知るということは
新たな目標が生まれるということ現状維持に努めるチームなど
ありはしないだろうただ、それは勝ってからこそ
熾烈極めるこの激戦区を制してこそ
主要メンバーたちは今回の敗北をかみしめ、準決勝第2試合の『稲実VS帝東』戦を観戦することになります。
◆試合結果◆
春季東京都大会 準決勝
『青道』VS『市大三校』
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | |
青道 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 3 |
市大 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 0 | 0 | 0 | / | 5 |
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