【ダイヤのＡ act2】第13巻117話（山守戦7）降谷の現在地【ネタバレ感想】

inosan

7年前

◆前回のあらすじ◆

２－１、ノーアウト１、３塁の一打同点のチャンスでバッターは４番の前園。前園の当たりはボテボテのファーストごろ。ダブルプレーになりかけますが、前園は一塁にスライディングでセーフ。２－２の同点に追いつきます。５番ピッチャーの降谷はセカンドの超ファインプレーにはばまれ４・６・３のダブルプレー。

６回裏の山守の攻撃。降谷は監督からこのイニングまでだと言われマウンドに登ります。ストレートで押しまくる降谷。たまに変化球を混ぜますがキャッチャーの由井が取れません。それでもバッターに変化球を意識させるのには十分でした。降谷はストレートで相手バッターを打ち取っていきます。

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◆現在の試合状況◆

東京選抜 VS ウィンドユースアカデミー

	１	２	３	４	５	６	７	８	９	計
米国	0	0	0	2	3	0	0	0		5
東京	0	0	3	0	0	0	0	2		5

山守学院 VS 青道高校

	１	２	３	４	５	６	７	８	９	計
青道	0	0	0	0	0	2				2
山守	0	1	0	0	1					2

降谷、突如崩れる

降谷、２人を打ち取ってツーアウトにしますが、

落合コーチ
『単調だなぁ・・・』
『ここまでかな』

と不満げです。

まぁ、確かに降谷、打ち取ってはいますが、バッターは引っ張っているんですよね。剛速球に振り遅れることなく引っ張っているということは、ストレートに絞って狙いすまして降りに来ているということです。そして、たまたま打ち取ることができたという状況でしょうか。

相手も甲子園出場校です。ストレートを狙われ引っ張られるようでは、これ以上投げさせるのは苦しいという評価になってくるかもしれませんね。

降谷の現在の評価

３人目のバッターをフォアボールで歩かせてしまう流れ。

・縦スラの変化球でボール
・ストレートでボール
・ストレートでファール
・ストレートでボール
・ストレートでボール

前の回から変化球が入らなくなってきているとのこと。つまりはスタミナが切れ始めているということでしょうか。もともとスタミナが無いと言われてきた降谷ですが、まだまだスタミナ問題を克服できていないようです。

そして、最初に影響が出るのが変化球。これが入らなくなってきたらスタミナが切れ始めたという合図になるのでしょう。そして、次の回くらいからストレートもだんだんとおかしくなってくると。他のチームの偵察たちは降谷をそのように評価すると思います。

つまり、降谷攻略方法は『粘って多くの球数を投げさせスタミナ切れを狙えばいい』ということになってきます。

フォアボールでランナー１塁になった状況からヒットを打たれてしまいます。つまり『ピンチに弱い』といったところでしょうか。もしくは『底力がない』とも言えるのかもしれません。

ここに来て、降谷のマイナス要素が浮き彫りになってきたかなという印象を受けます。

上げて落とされる

ツーアウト、ランナー１、３塁の状況となって、ピッチャー交代。マウンドには金田が上がります。そして、キャッチャーも由井から奥村に交代。由井はレフトへ。レフトの結城はベンチに下げられてしまいます。

キャッチャーの由井も変えられたということは、キャッチャーとして駄目だしされたようなものです。しかも自分と変わってマスクをかぶるのはライバル視している奥村。これはショックです。

由井はレフトへ。レフトの結城が下げられてしまいます。これは『バッティングは結城よりも由井の方が良い』という評価なのでしょうね。

結城と由井は１年の中でも飛びぬけているということで早くから一軍入りしていました。当然『自分は特別なんだ』という感情が芽生えていると思います。それがここに来て『奥村』という最強のライバルが出現。しかも同じキャッチャーです。自分は結果を出せずに下げられ、奥村がマスクをかぶることに。心中、穏やかではないでしょうねぇ。

結城も『選手としては由井より下』と評価されているようなものです。

エリート街道まっしぐらかと思われた２人。ここに来て地獄を味わっております。

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