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【ダイヤのA act2】第9巻76話:GWの親善試合終了【ネタバレ感想】

◆前回のあらすじ◆

選抜高校出場校同士ということで注目を集めた『青道VS白龍』の試合は、3-1で青道高校が勝利します。青道高校の先発、沢村は被安打9と打たれながらも、要所要所でしのぎ、1失点の完投。スカウトからも良い印象を受けます。

続く第2試合は、『青道VS花澤』。先発の金田が序盤に捕まってしまうものの、リーリー夫人が何とか踏ん張ります。打線も花澤のピッチャーから得点を重ね、6回ついに逆転。8回には1軍に上がったばかりの2年高津が走者一掃の2点タイムリー。花澤高校相手に8-6と勝利します。

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最新『ダイヤのA act2』

薬師の期待の一年生ピッチャー

5月5日、ゴールデンウィークの最終日。

東京では薬師高校も最終戦となる試合を行っていました。

投げるのは薬師の期待の一年生ピッチャー。

一年生で初登板であるにもかかわらず、落ち着いたピッチングをしています。

ブルペンで、真田は監督に言います。

真田
『良いスライダー投げますね、あの一年』
『しかも貴重なサウスポー』

監督
『夏までに経験を積んでもらって』
『少しでもベンチの層を厚くしてもらわねーと』

真田
『厚くどころか即戦力ですよ』

そんな期待の一年生がでてきているものの、監督にも不安の種がありました。それは、自分の息子である轟雷市です。

選抜に出場できたご褒美として旨いものを食べさせすぎたせいか、何だかたるんでしまっているように見えるのです。その点が、どうしても気になります。

そして、自分の周りも騒がしくなってしまいました。

チームが強くなり、周りから注目を集めるようになってしまったせいで、後援会による酒の席やら、マスコミのインタビューやら、取材やらで、気の休まる時がありません。

選抜で注目を集めるようになってしまったせいで、轟監督は、イライラする日々が続くのでした。

第1試合『青道VS赤江』

最終日の1試合目。相手は群馬の赤江高校。

先発ピッチャーは降谷。

青道高校は1回裏に3点、2回に1点を入れ4-0とリード。

降谷も立ち上がりは6者連続三振など好投を続けていましたが、4回から急にくずれて2者連続四球。乱調です。

マウンドに駆け寄る御幸。

御幸
『下位の打者になにムキになってんだ』
『序盤はアウトコースにストレート中心』
『打者、球見えてねーから全部ゾーンに来い』
『狙い球しぼってきたら、リードも変える』

ランナーが出ると、どうしても硬くなってしまう降谷。

それでもチームの皆は降谷の投球を信じます。降谷がエースとして自覚をもって投げていることをわかっているからです。

ノーアウトランナー1塁2塁の状況で、バッターはボテボテのセカンドゴロ。それを、小湊ー倉持ー前園へとダブルプレー。チーム一丸となって、降谷をカバーします。

結局、降谷は7回まで投げて2失点。

8回からは沢村が登板。キャッチャーも一年の由井に交代。

沢村は2回を投げて、許した安打は1本のみ。

結局、青道高校は赤江高校に対し11-2で勝利するのでした。

第2試合『青道VS門脇工』

この試合もキャッチャーは御幸。先発は川上。

川上は5回まではランナーを2塁に進ませないピッチング。6回まで投げて門脇工を0点に抑えマウンドを降ります。

7、8回は金田ー小野のバッテリー。

9回は川島ー由井のバッテリー。

この試合は完封リレーで、6-0で青道高校が勝利。

結局、青道高校はゴールデンウィークの試合を6戦全勝し、地元へ凱旋するのでした。

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◆感想◆

白龍戦でゴールデンウィークの試合は終わりだと思っていましたが、勘違いだったようです。失礼しました。今回でゴールデンウィークの試合は終了です。

◆ピッチャーの成績リスト

こうしてみると、降谷もそんなに悪くは無いですね。ただ、やはり四死球が多いのでコントロールに苦労している印象を受けます。

沢村と川上はコントロールが安定しているようですし、大きく乱れるということも無いようです。

『金田』ってのは、2年生ピッチャーのようです。沢村と降谷以外にも2年生ピッチャーがいたんですねぇ。まったく印象が無いんですけど。6回2/3で5失点ですから、あまり良いとは言えないようです。

そして『川島』ってのが、先日の紅白戦で2軍から1軍に上がって来た3年生ピッチャー。3失点であまり良いようには思えませんが、苦しい場面でのリリーフで良いピッチングをしたのかもしれませんね。御幸先輩は高評価でした。

沢村は、最も強いと言われている『白龍』を相手に良いピッチングをしていたわけですから、やはり今回のゴールデンウィークの試合は、沢村が最も活躍したと言えるでしょうね。

東条はまだピッチャーを諦めていないようです。

◆薬師の轟雷市は、夏は落選?

実の父親である監督から『物足りない』と言われている雷市。甲子園を経験して大きく成長・・・・・とはいかず、少し気が緩んでしまっている状況にあるようです。

雷市は2年生ですし、作者としては落選組に入れているのかもしれません。

今年の夏の予選はやはり稲実の成宮と2度目のの頂上決戦ってことになるのかなぁと思ってます。

◆嘘をつく御幸

白龍の美馬に『スカウト何球団きた?』と聞かれて『10』と答える御幸。(ちょっと盛っとこ)ってことなので・・・・・実際は6~8くらいってことなのかもしれません。それでも十分凄いですが。

 ▲嘘に翻弄される美馬

ただ、高校野球の場合は『クジ』ですよね? 大学なら好きな球団を指名できるみたいですけど。

クジなのに、『球団側から挨拶に来る』ことにどういった意味があるんでしょうかねぇ? その点が、私にはいまいちよくわかりませんでした。

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